革新的であれ! インスタグラムはTikTokの真似をやめるべきだ

アプリが別のアプリを真似し始めることは気がかりなトレンド


しかし、アプリが別のアプリを真似し始めることは気がかりなトレンドだ。すでに膨大な支持者がいるInstagramが、TikTokのビデオフィード機能を真似てショートビデオをインターフェースの目立った位置に据えるは、明らかに失敗につながる道筋だと思う。

例えば、TikTokはユーザーを夢中にさせる最善の方法を見つけ出した。同社のアルゴリズムは私たちの行動のすべてを監視し続けている。あなたがある説明動画を、他の動画よりもほんの少し長い間立ち止まって見たなら、あなたに何をフィードすればよいかをアルゴリズムはもう知っている。いいね!したり、シェアしたりする必要すらない。最近の調査によると、TikTokは今年一番人気のあるアプリだ。

TikTokアルゴリズムを「コピー&ペースト」してもうまくいかない。そうではなく、Instagramは写真中心のフィードをさらに革新的にして若い視聴者にアピールする方法を見つけ出さなくてはならない。新しい機能を使ってみたがる人たちだ。

検索にGoogleを喜んで使っている人たちがいる一方で、Z世代は、新しい製品を見つけ、新しいつながりを作り、新しいレシピや旅行のアイデアを発見するための新機能に惹かれるかもしれない。すでにInstagramはそれをうまくやっているのだから、あとは体験の質を高め、今以上に実用的にする方法を見つける必要がある。

動画は選択肢の1つだが、その空間はすでにTikTokが支配している。

模倣はうまくいかない。TeslaやAppleがこの時代の代表的ブランドになったのは、他社のやっていることをコピーしたからではない。私たちがすでに使っている製品に、細かな改善を加えただけでもない。

人々の目があなたに向くのは、あなたが革新したときだけだ。

Instagram、聞いている?

翻訳=高橋信夫

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事