今回は、梶原建二さん。大学卒業後、輸入家具カッシーナを経て24歳で生活雑貨の輸入会社を起業。その後、1985年に英国のオーガニック・アロマブランドのニールズヤード レメディーズ、2014年に英国のサスティナブルなライフスタイル・ブランドのバンフォードの日本市場における販売を開始。現在、ニールズヤード レメディーズジャパン代表取締役、ピューリティー代表取締役。
2003年、表参道に、ニールズヤード レメディーズのショップ/レストランとスクール&サロンを集結した「ニールズヤード レメディーズ グリーンスクエア」を完成。自らデザインにも携わり、屋上では無農薬野菜を栽培する等、ビューティー&エコロジカルの発信地に。そこでは、心と身体と環境に優しいヴィーガン・レストラン「ブラウンライス」をプロデュース。又、地球温暖化防止の活動家として、元アメリカ副大統領アルゴア氏からトレーニングを受けた環境セミナーを開催している。
そんな、心と身体の健康を考える梶原社長の「推しメシ」は、港区赤坂にある韓国料理店「赤坂 一龍別館」の定食セット。「韓国料理店ですが、焼肉を食べに行くのではありません。7〜8種類の韓国発酵食品の小皿に、ご飯と牛タンの白いスープがつきます」。この白いスープの正体は、牛肉に旨味がたっぷり溶け出した雪濃湯(ソルロンタン)と呼ばれるスープ。
卓上の塩と胡椒を入れて、自分好みで味付けする。「先ずひと口、この薄味スープを飲むと、その日の自分の体調が分かります。小皿は、キムチ、モヤシ、韓国海苔、カクテキ等で、発酵食品のオンパレード! 何を注文しようかな? と考える必要もなく、椅子に座って『定食』と伝えれば、このセットが出てきます。365日24時間営業していてずっと変わらないメニュー。まるで韓国のオモニの家にいるみたいにリラックス出来るんです」。