3. インクルーシブ(包摂的)になる
インクルージョンは、全てのチームメンバーが歓迎、尊重、支援、評価されていて存分に貢献できると感じる環境を作ることだ。インクルーシブなチームは多様な視点を示したり意見の不一致を乗り越えたり、チームの取り組みに活用したりするため、全てのチームメンバーの貢献を意図的に歓迎し、取り入れる。
4. 失敗も生産的に活用する
破綻や失敗は難しいものだが、能力の限り働き、成長し、変化を生み出すチームが避けて通れないものだ。破綻や失敗にどのように対応するかは、チームの目標達成の可能性を左右する。
失敗は単に、別の方法を試すべきだということを示唆している。チームは失敗したときに、新たなレベルの創造性を得ることができる。
傑出したチームが挫折を経験すると立ち直り、団結して生産的に取り組むのはそのためだ。チームは現在起きていることから学びを得る。そして、何かを学ぶべきものとして考える以上に失敗についてくよくよ考えない。こうしたチームは互いを信頼しているため、説得力ある目的を果たすことに集中し続け、未知のものに挑戦し、その過程で学ぶことができる。
5. 良いことを声に出す
大半のチームは小さな成功を祝うことができず、その影響は破壊的なものになり得る。チームは圧倒されるようになり、終わることのない作業量に疲れてしまう。
良いことを認める上で大事なのは、焦点を意図的に良いものや機能していること、評価すべきことに移すことだ。大半の人はあまり意識せずに聞いていると、欠けているものや壊れているもの、これからすべきことに目が向いてしまう。良いことを探し、それを声に出すことで、気分が上がり鼓舞されるものだ。
ここに挙げた5つの要素を実践するには練習と配慮が必要だ。しかしこれには大きな価値があり、協働スキルがはるかに高く、複雑な問題にスキルと優雅さを持って取り組めるチームが持てるだろう。