Web3のようなテクノロジーの大きな流れはそう多くあることではないので、この機会に乗じて日本のスタートアップエコシステムが国家レベルまで巻き込んで盛り上がるのは大歓迎だし、滅多にないいい機会ではあると思う。
とはいえ、この波に乗って新しくこのエコシステムに参加するようになった人たちには、ぜひ過去において日本であったような失敗を繰り返すことなく、社会もリスクを取った人たちに対して最大限に寛容であって欲しいと切に願う。
Web3が目指している世界など、もしかしたら来ないかもしれないし、来るにしても遠い未来の話なのかもしれない。でもそのようなことはスタートアップの世界では当たり前のことだ。
Web2.0の世界だって多くの先人たちの失敗があってこそ成り立ってきたのだ。特に今回は政府レベルでのWeb3の取り組みが進んでいるなかで、推進している人たちが失敗した時に干されるようなことは絶対にあってはならない。
Web3界隈で使われる用語で「WAGMI」というのがある。「We are All Gonna Make It」から取ったもので、「みんなうまくいくよ!」的にコミュニティを盛り上げようという合言葉として使われている。
日本のWeb3関係者のみならず、日本のスタートアップエコシステム全体がこの精神で、失敗したとしてもそれを次の成功への糧と捉えて、ポジティブに盛り上がっていくことを期待したい。
連載:スタートアップのすゝめ
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