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2022.07.27

初競り75万円の高級スイカ『でんすけ』の由来 スイカの日|7月27日

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7月27日は語呂合わせで「夏(7)の綱(27)」となることから、スイカ生産者のグループがスイカの日と制定しました。
近年のスイカといえば、近所のスーパーで気軽に買える価格帯の物から、贈答品などに選ばれる高級ブランドスイカまで多種多様です。

高級ブランドスイカとして人気を誇っているのが北海道当麻町の『でんすけすいか』です。このでんすけすいか、初競りで最高75万円もの価格がついたことがあるほど、北海道では夕張メロンと並ぶ代表的な高級特産物として知られています。

でんすけすいかは1984年(昭和59年)に生産開始されました。

名前の由来は喜劇役者の故・大宮敏光さん。目や鼻を黒く塗ったユーモラスなキャラクター、デン助で人気となっていた彼にあやかり、多くの人に親しまれるようにとの想いで名付けられたそうです。

また、水田の減反政策が進み、米に変わり農家を助ける特産物になってほしいと“田んぼを助ける田助(でんすけ)”という意味も込められています。

スイカといえば、緑に黒い縞模様が一般的ですが、こちらのスイカの見た目は真っ黒。大きさは6~8kgと、一般的なスイカと比べジャンボサイズなのも相まって、まるで爆弾のような見た目のダイナミックなスイカです。

果肉は明るい紅色で、シャリっとした食感、贅沢な甘みが特徴です。糖度は11度以上で、イチゴが約7度、モモが9度なのと比べると圧巻なのが分かります。

でんすけすいかは家族で楽しむほか、お中元や親戚の集まりなどにも喜ばれる、頼もしい存在です。

連載:今日は何の日?

執筆協力=アステル

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