マネー

2022.07.26 18:00

【7月第4週資金調達まとめ】自動運転システム用オープンソースソフトウェアのティアフォーが121億円調達


MetCom


調達額:8億円
調達先:京セラコミュニケーションシステム / NextNav / セコム / DRONE FUND
備考:シリーズBBラウンド

三次元位置情報サービスを提供するスタートアップ。

同社は、GPSの弱点である屋内や地下、ビル街の垂直測位を可能とし、屋外・屋内の双方で汎用的に利用可能な三次元測位サービスを提供する。

本領域の世界的リーダーである米国NextNavが主要株主になっており、パートナーシップのもとで、世界最高水準の測位サービスを実現している。

2022年10月より垂直測位サービス「Pinnacle」の提供を開始し、2023年に全国政令指定都市へとサービス提供地域を拡大する計画だ。

2022年7月には、京セラコミュニケーションシステム、NextNav、セコム、DRONE FUNDを引受先とするシリーズBBにて8億円の資金調達を実施した。

今回の調達によって、「Pinnacle」サービス提供のための、基地局ネットワークの建設・運営費用に充当する。

Buzzreach


調達額:6億6000万円
調達先:グロービス・キャピタル・パートナーズ(リード) / モバイル・インターネットキャピタル / ANOBAKA
備考:シリーズAラウンド

大学病院や中核病院向けのクラウド型治験業務管理システム「Study Works」や情報提供メディア「smt(エス・エム・ティー)」を提供するスタートアップ。

「Study Works」は治験実施医療機関向けに開発された治験業務管理システムだ。

同サービスにより治験の実務を担う治験コーディネーターを中心に関わるステークホルダーとの業務管理がワンストップで可能になる。

他にも周辺医療機関(サテライトサイト)に治験情報を共有し、候補患者の紹介を管理する被験者募集促進機能も搭載しているため治験実施医療機関内のみで治験参加患者の確保をする課題を解決することが可能だ。

2022年7月には、グロービス・キャピタル・パートナーズをリード投資家として、既存のモバイル・インターネットキャピタル、ANOBAKAを引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドで総額6億6000万円の資金調達を実施。

今回調達した資金は「Study Works」の開発および営業・採用・サポート体制の強化に充当する方針だ。

ファンファーレ


調達額:6億3000万円
調達先:ALL STAR SAAS FUND​​ / Coral Capital / ENEOSイノベーションパートナーズ / SMBCベンチャーキャピタル / みずほキャピタル
備考:プレシリーズAラウンド / 累計調達金額は約8億円

廃棄物業界に特化したAIで、廃棄物回収の配車計画を自動作成するSaaS「配車頭(ハイシャガシラ)」を展開するスタートアップ。

「配車頭」は、AIを活用した効率的な配車表で人手不足と属人化を解消する産業廃棄物の収集運搬に特化したサービス。

今いる乗務員でより多くの配車を実現。産廃の複雑な配車要件を踏まえた、効率的な配車表を実現する。

また、AIまかせで配車表を誰でも組めるシステムを構築し、ベテラン依存を減らし経営基盤を安定化することが可能だ。

さらに、クラウド化で情報共有と管理を容易にし、配車表の自動作成で労働負荷を削減する。

2022年7月には、既存株主のALL STAR SAAS FUND、Coral Capitalに加えENEOSイノベーションパートナーズ、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルを引受先とした総額6億3000万円の資金調達を実施。

今回調達した資金は「配車頭」の利用顧客拡大に向けたSales・CS組織強化や産業廃棄物業界への提供価値増幅のためのプロダクト開発に向けた開発組織強化に充てる方針だ。

文=STARTUP DB

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事