時代を読む、ストーリーのあるホテルNo.20 「パレスホテル東京」

大人気のオールデイダイニング「グランド キッチン」は開放感あふれるメインダイニング。広い快適なテラスは席の予約が必須。


客室においては、再開業「パレスホテル東京10周年イヤー」を祝い、暮らすように滞在する提案と共に、新たに誕生したスイートルーム「プレミアスイート」が注目されている。

部屋のバルコニーから皇居外苑の緑と、整然と美しい都会の景色を至近距離で見晴らせるロケーションの良さが大きな魅力でもある。この贅沢な部屋はワーケーションやステイケーションにも最適だ。たとえば週末、ラグジュアリーなこのプレミアスイートに、「仕事の疲れを癒すため静かで贅沢な一人滞在」というのも理想的だ。 


広いバルコニー付きのゴージャスな客室でインルーム朝食。この客室は再開業「パレスホテル東京10周年イヤー」を祈念して造られたプレミアスイート(90平米)


人気の高い客室バルコニー付きの「デラックスキングwithバルコニー」、和田倉噴水公園側に面した機能性の高い客室(45平米)

客室数はスイートも含め、全284室。料飲施設は人気のオールデイダイニング「グランド キッチン」を始め、フランス料理「エステール」他、多彩な食処が揃う。スパやフィットネスルーム、プールなど高級ホテルらしい施設も楽しめる。


日本料理「和田倉」の提供するインルームダイニング、季節の旬を盛り込んだ「四季彩々」


ホテルの醍醐味は夜のバーにも。写真は都会的なラウンジバー「プリヴェ」。顧客も多く季節の良い時期にはテラス席も快適。5時以降、大人の時間に早変わり(10歳未満は5時まで)

個人的なことで恐縮だが、地下1階のペストリーショップ「スイーツ&デリ」を是非覗いてみて欲しい。オレンジピール入りの焼き菓子“ケーク オランジュ”は、遥か昔、自身が若い頃から好んで買いに来た品である。前身のパレスホテル時代、この焼き菓子を買うために通ったものだが、今も健在でロングセラーと聞くと嬉しいばかりだ。


オレンジピールがたっぷりと入ったロングセラーの焼き菓子「ケーク オランジュ」は変わらぬ美味しさ。地下1階「スイーツ&デリ」で販売。

特に印象的なのは、館内のいずれの場所にも充分なスタッフが配置され、ゲストの様子を見逃さないことだ。基本というのはシンプルだが難しい。気を配るもてなしは上質さに比例しているのだ。「パレスホテル東京」では、様々な場所で、ゲストとスタッフのそんなシーンが繰り広げられている。

今は避けて通れない新型コロナウィルス感染症の予防対策も徹底している。国際的な衛生基準の施設であることを証明する「ジーバック・スター・ファシリティ・アクレディテーション (以下GBAC STAR認証)」 を国内初の取得。洗浄や消毒などに加え、各部門、およびスタッフの役割と責任がGBACの認定基準に達していると認められているのだ。手を抜かない安心・安全対策もしかり、ホテルへの高い信頼につながる要である。

パレスホテル東京
東京都千代田区丸の内1-1-1
03-3211-5211(代表)
https://www.palacehoteltokyo.com/


文=せきねきょうこ

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