ミシェル・オバマ夫人が2冊目の著書執筆 11月発売予定

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元米大統領夫人のミシェル・オバマは、最初の著書『Becoming(マイ・ストーリー)』の成功に続き、2冊目の回想録『The Light We Carry』を執筆し、11月15日に発売されることを21日にソーシャルメディアで発表した。

新型コロナウイルス感染症のパンデミック、2021年1月6日の米議会議事堂での暴動、米国における増悪の台頭に取り組む中で、ミシェル・オバマは「恐れ」「脆弱さ」「バランスの喪失」を感じたという。

今回の本は「夜も眠れないようなあらゆる困難や疑問を整理するのに役立った物語や実践例を集めたもの」だとミシェル・オバマはいう。



版元であるペンギン・ランダムハウスは『The Light We Carry』を初版275万部発行し、14言語・27カ国で発売する。

ペンギン・ランダムハウスの広報担当者がAP通信に語ったところによると、この本はオバマ夫妻が以前に同社と結んだ書籍契約には含まれない。

同社はこれまで『Becoming』とバラク・オバマ前大統領の回顧録『A Promised Land(約束の地)』を出版している。『Becoming』は2018年11月の出版後15日間で、米国とカナダで200万部超が売れた。全世界では1700万部以上が売れている。

ミシェル・オバマは2020年の著書での成功に続き、音楽ストリーミングサービスのスポティファイで10エピソードのミシェル・オバマ・ポッドキャストを配信。同年、『Becoming』のオーディオブックでグラミー賞を受賞した。また、自著の販促ツアーについてのドキュメンタリーもNetflixで公開された。加えて、健康的な食事についての子ども向け番組も同プラットフォームでリリースした。

オバマ夫妻が2017年に共同でペンギン・ランダムハウスと結んだ回顧録の契約額はと6500万ドル(約88億円)とされている。これはビル・クリントン、ヒラリー・クリントン夫妻の契約額を上回る史上最高額の1つだという。

翻訳=溝口慈子

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