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2022.07.25 06:00

FB共同創業者のBキャピタル、350億円でスタートアップを支援

エドゥアルド・サベリン(Photo by Jason Kempin/Getty Images)

エドゥアルド・サベリン(Photo by Jason Kempin/Getty Images)

フェイスブックの共同創業者のエドゥアルド・サベリンらが設立した投資会社Bキャピタルが外部の投資家から2億5000万ドル(約345億円)を調達し、有望なスタートアップに投資を行うファンドを設立した。
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同社は7月20日、Ascent Fund IIと名付けられたファンドを通じ、米国とアジアに拠点を置くプレシードからシリーズAまでのスタートアップへの投資を行うと発表した。2015年設立のBキャピタルは、サヴェリンが伝説の投資家のハワード・モーガンや、ベインキャピタルの元幹部のラジ・ガングリーらと設立した企業だ。

現在76歳のモーガンは声明で、「私は40年の投資経験から、アーリーステージの企業の創業者こそが市場が向かう先を最もよく理解していると考えている。Ascentはこうした起業家たちと協力して、時代の先端を行く企業に投資を行っていく」と述べた。

CB Insightsによると、今年第2四半期に世界のベンチャーキャピタルが主導した新興企業への投資は、前四半期から23%減少しており、Bキャピタルの新たなファンドはそのような逆風の中で誕生した。
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北京、香港、シンガポール、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスにオフィスを構える同社は、成長戦略をサポートするために体制を強化しており、4月には、元コーネルキャピタルのElizabeth Wahabをグローバル最高執行責任者に、元Vista Equity Partners のCecilia Kwanを最高財務責任者に起用していた。

ボストン・コンサルティング・グループの支援も受けるBキャピタルは、現在60億ドル以上を運用している。同社はこれまで世界で125社以上に投資しており、その中にはインドのオンライン教育プラットフォームの「Byju’s(バイジューズ)」やシンガポールのロジスティクス企業「Ninja Van(ニンジャバン)」など、アジアで急成長しているユニコーンが含まれている。

編集=上田裕資

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