ポケモン GOはエイプリルフール企画が起源「Pokemon GO」日本でスタート|7月22日

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2016年7月22日にスマートフォンアプリ「ポケモン GO」が日本でリリースされました。ポケモンを求めて多くの人が街に出て、ポケモンが出るスポットへ人が密集するなど社会現象を巻き起こしました。

ポケモン GOはオンラインゲーム「イングレス」で有名なアメリカのナイアンティック社と株式会社ポケモンがタッグを組んで開発されたスマホゲーム。イングレスは位置情報を使って実世界で陣地を取り合う革新的なゲームで、ポケモンGOもスマホの位置情報を活用することにより、現実世界でポケモンを捕まえ、育成し対戦することができます。

ポケモン GOの生みの親、ゲームディレクターの野村達雄さんは中国黒竜江省で生まれました。幼い頃は両親と4人の姉とともに、藁と土で作られた家に住み、主食はトウモロコシ粥という極貧生活を送っていたといいます。両親は豆腐屋をしていましたが、野村さんが9歳の頃、より良い生活を求めて日本へ家族で移住しました。

達夫さんは小学生のとき、友達の家ではじめて「ポケモン」をプレイします。あまりの面白さに何度も友達の家に通いゲームに明け暮れたようです。

次第にゲーム自体の楽しさよりもゲームの仕組みに興味を持った野村さんは、新聞配達のアルバイトでお金を貯め、中学生のときに自分のパソコンを手に入れます。そしてプログラミングを独学し、簡単なゲームを自作したのです。

その後、高校を経て、信州大学工学部、東京工業大学大学院を経てGoogleへ就職します。

野村さんが手がけたGoogleのエイプリルフール企画「ポケモンチャレンジ」がポケモンGOを生み出すきっかけとなりました。グーグルマップ上でポケモンを捕まえるという画期的なアイディアが、当時Googleの社内ベンチャーであったナイアンティック・ラボ創業者の目に留まったのです。

ナイアンティック・ラボはポケモンを使ってイングレスのように現実世界でプレイできるゲームを作れないかと野村さんへ話を持ち掛けました。

そして完成したポケモン GOは2016年7月5日オーストラリア、ニュージーランドを皮切りにアメリカやヨーロッパ各国、そして同年7月22日には日本でのサービスを開始、世界中で話題となったのです。

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執筆協力=アステル

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