何かがいつもと違った 20回目の「世界のベストレストラン50」

今回世界一に輝いた「ゼラニウム 」のメンバー。コフォード氏(中央)は受賞者の証である赤いショールを、アシスタント・ヘッドシェフのモーテンセン氏(左から3人目)にかけた


コロナ禍を経て、レストランもホテルも旅行客で溢れかえるヨーロッパ。日本への飛行機も満席が続き、以前のように美食を求めて人々が世界を飛び回る日も近いのかもしれない。しかし、そのあり方は、コロナ前とは違うものになりそうだ。

「コロナ禍は、毎日のルーティンから立ち止まり、未来のあり方を考える契機となった」と多くのシェフが語る。厳しい時代を過ごしてきた中で生まれた新しい考えが、飲食のいまをより良いものに変え、未来を拓いていくと信じたい。

2022年版 世界のベストレストラン50は以下の通り。

1. Geranium|コペンハーゲン デンマーク
2. Central|リマ ペルー
3. Disfrutar|バルセロナ スペイン
4. Diverxo|マドリード スペイン
5. Pujol|メキシコシティ メキシコ
6. Asador Etxebarri|アトクソンド スペイン
7. A Casa do Porco|サンパウロ ブラジル
8. Lido 84|ガルドーネ・リヴィエラ イタリア
9. Quintonil|メキシコシティ メキシコ
10. Le Calandre|ルバーノ イタリア

11. Maido|リマ ペルー
12. Uliassi|セニガッリア イタリア
13. Steirereck|ウィーン オーストリア
14. Don Julio|ブエノスアイレス アルゼンチン
15. Reale|カステル・ディ・サングロ イタリア
16. Elkano|ゲタリア スペイン
17. Nobelhart & Schmutzig|ベルリン ドイツ
18. Alchemist|コペンハーゲン デンマーク
19. Piazza Duomo|アルバ イタリア
20. Den|東京 日本

21. Mugaritz|サン・セバスチャン スペイン
22. Septime|パリ フランス
23. The Jane|アントワープ ベルギー
24. The Chairman|香港 中国
25. Frantzén|ストックホルム スウェーデン
26. Restaurant Tim Raue|ベルリン ドイツ
27. Hof Van Cleve|クライスハウテム ベルギー
28. Le Clarence|パリ フランス
29. St. Hubertus|サン・カッシアーノ イタリア
30. Florilège|東京 日本
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文=仲山今日子

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