彼ら悪用者から毎日届くLinkedInのセールスメッセージの数は、とてつもなく増えているのだ。それとともに、迷惑度も指数関数的に増加している。すべては、それらの不適切で不誠実な、ほとんどが興味のないセールスメッセージのせいだ。もしあなたが「迷惑」というブランド属性で認知されることを望まず、LinkedInを使って真正面からビジネスを成長させようと思っているのだとしたら、ここで紹介することを実践する必要があるだろう。
ここでは「やってはいけないこと」に焦点を当てよう。
ごまかさない
ウォルター・スコットは、叙事詩『Marmion』の中で、「あぁ、私たちが最初に欺くための練習をするとき、私たちは何と複雑な網を織っているのだろう」という一節を書いた。LinkedInのメッセージで「騙す」というのは、次のようなことだ。「私はいつもLinkedInで繋がる人たちのことを知るのが好きなので、あなたのことを知るために30分電話でお話を聞かせてください」「あなたはコーチングとトレーニングの分野で活躍されているようですね。今やっているプロジェクトのためにリサーチをしていて、あなたに質問したいことがあるんです」
それがあなたの本当の意図なのであれば、すばらしいことだ。しかし、悲しいことに、私たちはみんな、そうでないことが多いことを学んでいる。もし、あなたの本心が「売りたい」というものであるなら、「人と知り合うこと」「人を知ること」を喜びとしているように見せかけてはいけない。このようなごまかしは、迷惑極まりないものだ。
「実績のあるセールスレター」のテンプレートを使わない
世の中には、見込み客を売り上げにつなげるための完璧な公式とされるものを売る人がたくさんいる。これらの著者は、何かを売るのが得意なようで、多くのLinkedInメンバーに自分のセールステンプレートモデルを売っているのだ。100個も読んでいると、どれもこれもいっしょになってくる。コピーしてはいけない。
偽りの約束をしないこと。「投資なしで売上を200%伸ばしたいとは思いませんか?」このようなエサは、たいてい「妖精の粉」と同じくらい真実ではないことが判明する。
パートナーという言葉を欺瞞的に使うのは止める
もし、誰かがあなたの商品に対してお金をくれるというのが、パートナーシップの全容だとしたら、あなたはパートナーではなく、ベンダーやリソースだ。メッセージの理由を率直に述べること、つまり、あなたが提供できる価値を相手に伝えることで、いやらしさを感じなくなる。なぜなら、本当の意味でのネットワークの繋がりにおける正直な役割を表明していることになるからだ。
ボットを使用しない
LinkedInで見込み客を獲得するための最も悪質な方法は、間違いなく、人間的な繋がりのためにあるはずのプロセスを、テクノロジーを使って自動化することだ。これは、関係構築の対極にあるものだ。ただ、ボットメッセージを受信した場合、それを発見するのは簡単なことだろう。