テクノロジー

2022.07.21 06:00

パーキンソン病の治療薬として大麻を研究するコロラドの企業


独自の大麻技術を使った研究


アンロクトの技術は、大麻を天然のタンパク質の中に包み込み、肝臓をバイパスして大麻を直接体内循環に送り込むことで、カンナビノイドとテルペンを保護し、そのまま血流に放出・吸収させるものだ。このプロセスによって、意図した量のカンナビノイドを体内に取り込み、望ましい効果を生み出すことができる。Day Three Labsは、この提供方法は安全で、消費者や患者に予測可能な機能的効果を提供できるとしている。同社は、この技術革新が近い将来、業界で大麻利用食品メーカーが使用している乳剤ベースのカンナビノイド提供システムに、取って代わるだろうと考えている。

Day Three Labsのアンロクト技術は、Olio(オリオ)の大麻グミの製造に使用されている。

Day Three Labsの共同設立者でCEOのジョシュ・ルービンは、「アンロクトは、カンナビノイド化合物の従来の研究および提供方法、さらにその先を変革する、大きな飛躍をもたらす技術です」という。そして「アンロクトのような画期的な技術を成人向け市場で活用することは、画期的であり、ゲームが変わり、信じられないほど楽しい製品が生み出されますが、それはこの技術にできることのほんの一部でしかありません。CanNegevとの協力は、この急成長する産業に私たちがもたらす技術的進歩のほんの始まりに過ぎません。これまで治療不可能だった病気や状態を根絶し、より安全で効果的かつ効率的なソリューションを大麻産業にもたらせることを期待しています」と語る。

CanNegevテクノロジーインキュベータープログラムの最終段階である第3期で製品開発のための125万イスラエル・シェケル(約5025万円)の追加資金(うち70%は政府補助金)を獲得するためには、イスラエル・イノベーション庁への概念実証のプレゼンテーションが必要となる。イスラエル政府の支援に加え、CanNegevはこのプログラムのためにBreath of Life(ブレス・オブ・ライフ)、Our Crowd(アワ・クラウド)、Padagis(パダギス)の民間企業3社と提携している。資金提供の対象となるのは、イスラエルで登記され、技術に強く注力する企業であることが条件である。

CanNegevの事業開発担当副社長であるZiv Bet Or(ジフ・ベト・オア)は、「パーキンソン病をはじめとする神経変性疾患は、治療が困難な疾患として知られており、製薬業界は、これらの恐ろしい疾患に対処したり症状を緩和したりする適切な解決策を開発できずにいます」という。「当社の使命は、未解決の需要に対応するために、技術革新が実証され、研究段階から医薬品開発段階に進める可能性のある技術系企業に資金を提供することに特化しています。(Day Three Labsは)パーキンソン病の症状に対する画期的な治療法を見出せる可能性と、治療法を効果的に提供するための道筋を示しているのです」

翻訳=酒匂寛

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