米国立医学図書館(NLM)の1月の報告書によると、調査期間の秋にスポーツを行った米国の高校生は、スポーツがキャンセルされた学校の生徒と比べ、報告された不安症や鬱(うつ)の症状が少なく生活の質がより高いことが判明した。
米国のミゲル・カルドナ教育長官は12月に出した声明で、米国中の学校が「生徒の安全を維持し、生徒が学校で質の高い対面指導を安全に受けられるよう、できることは全て」行うことを指示した。カルドナは昨年7月、米CNNテレビに対し「子どもたちがこれ以上苦しむことはあってはならない」と語っていた。
冒頭の調査によると、世界中で学校閉鎖に直面した子どもの数は約15億人だ。その多くはデジタルメディアを通して遠隔勤務を受けたが、運動競技のような課外活動は停止された。