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2022.07.17 20:00

世界的大企業の多くが不況期に設立 今がビジネス成長のチャンス

Getty Images

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投資の弱気相場が続き、景気減速そしておそらく景気後退が企業の前に立ちはだかり、今後数カ月は前途多難だ。しかし、世界的な大企業の多くは不況の時代に設立された。専門家の中には、景気後退期は撤退する企業が現れる中、ビジネスを成長させる最高の機会となるという人もいる。

市場が低迷しているときに起業したり、規模を拡大したりすることで、あなたの新しいスタートアップが次の有名企業になる可能性はあるだろうか。本稿では、経済が不安定な時期に事業を拡大する際、果敢な起業家が享受できるかもしれないメリットをいくつか紹介する。

競争の減少


好況期には、あらゆるところから投資が集まる。誰もが一攫千金を狙って投資する小銭を持っている。しかし景気が悪くなると、多くの企業が倒産する。ビジネスコーチング会社プレディクタブル・プロフィットのCEOチャールズ・ゴーデットは、今が行動を起こす絶好のチャンスだと考えている。

「今こそ空いたフィールドを利用するときだ。競合他社は手を引いている。マーケティングや広告にかける費用を減らしている。一部の企業は従業員を解雇し始めた。また、じっと我慢して好転を願っている企業もある。こうした要因により、市場シェアを獲得することが容易になる」とゴーデットは語る。

競争が減っている、あるいは弱まっていることを利用して、市場に足場を築くことができる。そして、競合他社が犯した過ちを学んで回避することで、飛躍的な発展を遂げることができるのだ。

顧客の注目が集めやすい


好況期に加速度的に成長した企業は、資金調達が困難になると足元を固めるのに苦労することがある。このような不安定な状況は基盤が不安定であったり、市場の循環的な性質を考慮に入れていなかったりするビジネスプランが原因となっている可能性がある。

企業が事業をやめると、顧客は自分たちのニーズを満たすために代わりとなる会社を探すかもしれない。あなたのビジネスはこのようなときにこそ価値を提供し、ターゲットとなる顧客の注目を集めることができる。

消費者行動の変化に注意する必要があるかもしれない。「消費者の購買行動の変化に対応する必要があることを心に留めておくように。潜在的な顧客やクライアントは最近これまで以上に見識が高くなっている。彼らは賢い意思決定をするための研究者になっている。このようなニーズを満たす情報を提供するのがあなたの役目だ」とゴーデットは話す。
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翻訳=溝口慈子

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