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2022.07.19 06:00

自動ピザ調理などの自動フードサービス、大学構内への進出拡大

Getty Images

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ピクニック・ワークス(Picnic Works)は先ごろ、大学向けのフードサービスを手がけるチャートウェルズ・ハイアー・エジュケーション(Chartwells Higher Education)との提携を拡大し、複数の大学キャンパスに足場を広げた。

今回の拡大は、テキサスA&M大学とシカゴ大学における試験プログラムの成功を受けてのもので、フードサービス全体の未来に広く影響を及ぼす可能性がある。これまでのところ、同社の自動ピザ調理システム「ピクニック・ピザ・ステーション」は成功を収めている、あるいは少なくとも、デジタルに慣れたZ世代の消費者に、そのテクノロジーがマッチしていることが証明されているからだ。

実際、いくつかの自動フードサービス(およびその周辺の)企業が、同様の証明を得ようとして大学キャンパスをターゲットにしている。例えば、「キウイボット(Kiwibot)」や「スターシップ・テクノロジーズ」のような出前ロボットは、もう何年も前から学生たちに軽食を配達している。また、ソデクソは最近、顧客の大学キャンパスの一部にラーメンの自動販売機を設置した。さらに、ジョージア・カレッジ&ステート大学では、無人のスムージー・キオスク「ジャンバ・バイ・ブレンディッド」の運用を開始した。

このようなテクノロジーが大学のキャンパスで普及しているのには理由がある。第一に、キャンパスには通常、あちこちに歩道があり、境界がはっきりしているため、歩道を走行する小さなロボットが深夜に配達しやすい。

またキャンパスには、デジタルとオンデマンドの世界で育った世代の消費者が集まっており、そのため、このようなテクノロジーに対して抵抗が少ない。実際、ビッグ・レッド・ルースター(Big Red Rooster)の調査によると、Z世代はフードサービスのオートメーション化を肯定的にとらえる傾向が強い。

ピクニックのクレイトン・ウッド(Clayton Wood)CEOは、「大学は伝統的に、新しい技術を試すことにオープンであり、科学の最先端にいることを好み、学生たちの好奇心から実験に乗り出すことが多い」と述べている。「テキサスA&M大学に導入したところ、ロボット工学や工学系の学生の興味を引き、そのうちの何人かはキャンパスのフードサービス提供チームに加わった。エンジニアがキッチンで働きたがるのは、めずらしいことだ」

メティキュラス・リサーチ(Meticulous Research)によると、この世代が成長するのに伴い、フードオートメーション市場の規模は2027年まで毎年10%近く拡大すると予想される。
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翻訳=高橋朋子/ガリレオ

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