テクノロジー

2022.07.15 10:15

使って即購入決定 動画編集も楽々こなせる新M2 MacBook Airの実力


使用スタイルも違う。イベントの現場や出張、視察などでは、立ったまま使えるiPad Proが便利だ。メモや写真への書き込みをその場で見せることもできる。一方、MacBookは座って使うものだ。

こうしたこともあり、私はiPad ProとMacBookをシーンごとに使い分けているが、とはいえ同じM2を搭載するMacBook Proはパワーがあっても重量1.4kgと私には重く、スマートに持ち運ぶのは難しい。M2 MacBook Airは1.24kgだ。わずか160gの違いだが、私にはこの差は大きい。ゆえに新MacBook Airを購入することにした。

ムービー再生18時間、ワイヤレスインターネットで15時間とバッテリーの持ちはM2 MacBook Proと比べるとやや短いが、それでも十分。もちろん使い方によって違ってくるが、これまでのM1 MacBook Airと同様に、電源が確保できない場所でバッテリー残量を気にしないで良いのはかなり頼もしい。

新機能「デスクビュー」でビデオ会議がもっと便利に


この秋に配信予定となっているmacOS Venturaでは、新機能「デスクビュー」が利用できる。これは、FaceTimeやZoom、Webexなどで使える機能で、iPhoneの背面にある超広角カメラをMacのカメラとして認識し、デスクを上から見たところを相手に見せることもできるというものだ。今回、この機能もM2 MacBook Airで使うことができた(macOS Venturaのパブリックベータの使用と公開について、取材に基づく特別な許可を得ている)。





本機能を使えば相手には自分のバストアップの映像と手元の映像が並んだ2画面で表示されるので、オンラインで書類やサンプルを見せる、プレゼンするといったときに使えそうだ。ズームイン・ズームアウトの機能もある。高解像度ではないが、オンラインでのプレゼンで手元を見せたいときには便利。アイデア次第で、もっと便利な使い方もあるだろう。ただし小さいテーブルだと足元まで映ってしまうので、MacBookから足元までは一定の距離が取れる広めのデスクでの利用が望ましい。

新MacBook Airには、従来のスペースグレイとシルバーに加え、新色のミッドナイト、スターライトが追加され、カラーバリエーションも豊富になった。いずれも落ち着いた雰囲気だ。仕事のモチベーションを上げる、お気に入りの1台を選ぶことができる。



薄さ、軽さ、持ち運びやすさ、それに加えて刷新されたスタイリッシュなデザイン、最新のM2を搭載したパワフルさ。新MacBook Airは購入から数年、長く使えるマシンとして役に立ってくれそうな1台だ。

編集=安井克至

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