テクノロジー

2022.07.14 14:00

暗号通貨が暴落しても「アート系NFT」は堅調、最新レポート


アート系のNFTが堅調


直近で最も上昇したのはアート20指数で、6月に33.1%、過去1年で35%上昇した。特に「Chromie Squiggle」や「The Currency」などのジェネレーティブアート(コンピューターによって生成されるアート)がカテゴリのトップに立った。

アートのNFTの時価総額に占めるジェネレーティブアートの割合は、Q1の89.5%からQ2には92%に増加した。偶然の要素を含むこれらのアートは、色彩は様々だが形状は均一である場合が多い。NFT Price Floorによると、イーサリアムベースの最初のジェネレーティブアートのAutoglyphysの最低価格は現在299.95イーサ(約4600万円)となっている。

さらに、アート20指数はQ2に最もボラティリティが低い指数だったことも指摘された。

「過去の数値から、アート市場は一般的な市場よりも動きが遅いと報告されている。また、アート市場の価格の下落率は、株式市場よりも低いとされ、アートNFTの上昇は、買い手がポートフォリオを多様化する手段としてこのカテゴリを選んでいることを示唆している」とChoeは述べている。

最後に、このレポートは、イーサリアムを基盤とするNFTコレクションのみを対象としていることを指摘しておきたい。イーサリアムベースのNFTは6月の取引量の82.2%を占めたが、ソラナやポリゴンなどのブロックチェーンのNFTも存在する。

編集=上田裕資

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事