ビジネス

2022.07.15 06:00

職場のご機嫌とりになるのをやめる10の方法


5. 測定可能な目標を設定する


忘れてはならないのは、完璧を目指すのではなく、進歩に焦点を当てることだ。小さなことから始め、ひと晩で大きな変化を起こす必要はない。1カ月に1回、新しいプロジェクトを断るというのも1つの目標だ。また、会議では毎回、違う意見を発信してみるのもよいだろう。

6. 助けを求める


あなたは1人ではないということを認識しよう。やってくる仕事すべてに「イエス」というのではなく、他の人に助けを求めよう。たとえ小さな仕事でも、その人たちに任せることができれば、それは正しい方向への一歩になる。

7. ネガティブなセルフトークを置き換える


ネガティブな感情は、よりポジティブな行動に置き換える必要がある。試す価値のあるアプローチの1つが、否定的なセルフトークを肯定的な言葉で置き換えるという方法だ。最初のうちは違和感を覚えるかもしれない。しかし、練習すれば、ポジティブな言葉はストレスを管理し、自信を高め、生産性を向上させるのに役立つ。以下がその例となる。

・仕事中、他人の顔色をうかがってばかりいると、自分の力を失ってしまう
・他人を喜ばせようとするのをやめなければ、自分に正直になることはできない
・たとえ私が断ったとしても、他の誰かが不愉快になるのは私のせいではない
・自分以外の人の気持ちに責任を持つことはない

8. 返事をする前にひと呼吸置く


今、あなたはおそらく物事にすぐに「イエス」と答え、後で後悔していることだろう。その代わりに、状況を正しく判断するための時間を確保するために、ひと呼吸する練習をしよう。例えば、「カレンダーを見てから連絡します」というのだ。また、選択する前に少し間を置くだけで、意思決定の精度が上がるという研究結果もある。

9. いい訳をしない


断るときは、いい訳をしないようにすることが大切だ。1つには、その人に、あなたがその要求に応えられるように調整する余地を与えることができるからだ。もう1つの理由は、多くの場合、詳細な説明をする必要がないからだ。通常は、単に「忙しくて」とだけいって、そのままにしておけば十分なのだ。

10. 自分に正直に


行動に関して最も重要なことは、自分自身に正直であることだ。誰かを喜ばせるために、自分の優先順位と相反することや、自分が不快になることを引き受けないようにしよう。自分にとって何が正しいかを知り、それを貫くことだ。そうすることで、長い目で見れば、より尊敬されるようになるだろう。

職場で人を喜ばせる習慣を辞めるのは難しいものだが、あなたにもできるはずだ。紹介したこれらの方法を用いて、健全な境界線を設定するための小さな、一貫したステップを踏み出そう。そうしてこそ、自分の内なる声に耳を傾け、本物の自分を受け入れ、力を取り戻すことができるのだから。

翻訳=Akihito Mizukoshi

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