Phone (1)は6.55型のディスプレイを搭載する。曲げ加工が可能なフレキシブルOLEDを使って基板とのコネクタを背面にまで回り込ませることにより、ディスプレイの四方を均等にナローベゼル化した。フロントカメラ部の切り欠きは左肩にピンホールを配置している。
6.55型の有機ELディスプレイを搭載
本体側面フレームの素材は100%リサイクルされたアルミニウム。筐体内部等に使うプラスチック素材は有機資源を原料とするバイオマスプラスチック、またはリサイクル素材とした。「本体の軽さに注目してほしい」とペイ氏が語るPhone (1)の質量は193.5g。参考まで、画面サイズが近い6.7インチのiPhone 13 Pro Maxの質量は238gだ。
映像の表示は最大輝度1200nitsまでサポートするHDR対応。動画等の滑らかな描画を実現する最大120Hzの可変リフレッシュレートに対応。タッチパネルのリフレッシュレートは240Hz対応としているので、ゲーミングスマホとしてもコアなユーザーから注目されそうだ。
個性を際立たせる光のUI
端末の個性を際立たせているのは、強化ガラスが保護する背面全体に広く配置した900個のLEDの明滅により、着信やアプリからの通知を知らせる独自の「Glyph Interface」だ。特定の連絡先からの着信、アプリの通知にひもづけて光のパターンをカスタマイズできる遊びの要素が含まれる。端末をデスクの上に画面を伏せて置いている間は、通知音をミュートしてLEDの明滅だけで着信等を知らせたり、LEDの明るさを設定する機能もある。
独自の「Glyph Interface」を搭載。着信やアプリの通知が届くと背面のLEDが光る
背面左肩には2つのレンズが縦に並ぶデュアルカメラを搭載する。複数のレンズユニットを搭載するスマホが流行している昨今のトレンドに対して、ペイ氏は「1つのカメラユニットだけに気合いを入れて、他のユニットが貧弱なようでは本末転倒。Phone (1)のデュアルカメラは2つのユニットともに本気」であると強調する。
デュアルカメラは広角と超広角、それぞれに画角の異なるレンズを搭載する。どちらも50メガピクセル(5000万画素)のイメージセンサーを積んだ。明るいレンズとデジタル手ブレ補正機能を搭載したことにより、暗い場所でも高画質な静止画・動画を安定して撮れるカメラであることも特徴にうたっている。