デザインを一新した新MacBook Air 価格アップに応える実力

デザインを一新。Apple M2チップによるパフォーマンス向上を実現した2022年モデルの「MacBook Air」


画面・キーボード・接続ポートがゆったりと使える


4. 画面サイズは13.6インチに拡大


新しいMacBook Airは画面のサイズが13.6インチに拡大して、細いベゼルの限界まで表示領域を広げた。高精細なLiquid Retinaディスプレイは、iPhone 13シリーズのように画面上部にFaceTime HDカメラユニットを配置する「ノッチ」がある。このエリアにはOSやアプリケーションのメニューバーが表示されることから、アプリケーションの画面を大きく拡大して見られる。表計算や静止画像の加工編集などの作業効率が高まる。


表示領域を広げたディスプレイ。上部にFaceTime HDカメラなどを配置する「ノッチ」がある。メニューリストがノッチ左右の高い位置に移動したので、Excelのスプレッドシートなどコンテンツがより広くゆったりと表示される

5. 指紋認証センサーなどがフルサイズに


ディスプレイがサイズアップしたことで、本体縦方向の寸法が約2.6mmほど伸びた。キーボードは最上段に並ぶファンクションキーと指紋認証センサー「Touch ID」を内蔵する電源ボタンがフルサイズになり、操作がスムーズにできる。Magic Keyboardの打鍵感はM2搭載Airの方がわずかに沈み込みが浅くなったと筆者は感じる。指に馴染まないキーボードで長時間タイピングを続けると、疲労感にも影響が現れる。購入前にストアなどで展示されている実機で入念に確かめておきたい。

6. MagSafeコネクタが復活


MacBook Airにも電源ケーブルをワンタッチで着脱できるMagSafeコネクタが復活した。オフィスや在宅リモートワーク中、電源ケーブルに脚をかけてMacBookを引きずる心配から解放される。MagSafeによる給電中も2つのUSB-Cポートはフリーになるので、アクセサリ機器をつないだり、iPhoneの充電・データ転送などのために使えるメリットは大きい。本体内蔵のバッテリーで最大18時間の連続駆動に対応するパフォーマンスはM1搭載Airと一緒。筆者も試してみたが、フル充電から丸一日以上内蔵バッテリーが持続した。


電源ケーブルのコネクタには磁石で吸着するMagSafeが再び採用された。2つのUSB-Cポートがフリーに使えるメリットも大きい
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