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2022.07.14 16:00

「トヨタ」のリーダーシップの真髄に迫る一冊が重版出来。読者を魅了したポイントとは?

6月1日に出版された『トヨタ「家元組織」革命 世界が学ぶ永続企業の「思想・技・所作」』(阿部修平・著 リンクタイズ/プレジデント社)の重版が決定した。

本書は、2009年にトヨタ自動車の社長に就任した豊田章男が、就任時の巨額赤字から、どのようにトヨタという世界最大の自動車メーカーを改革していったのかを分析したものだ。伝説の投資家として知られる阿部修平社長が率いるスパークス・グループとアナリストチームが、豊田章男をはじめ取締役や技術者たちを2年の歳月をかけて密着取材をした。

阿部とスパークスのアナリストチームは、トヨタへの取材を通して過去13年間の組織改革と収益構造の変化を検証。生産台数や販売台数が減少しても過去最高益を達成する要因を分析した。その結果、阿部がたどり着いた結論は、トヨタの強さは日本社会に独自に存在する組織形態である「家元」組織にあるということだ。この組織では、「家元」の求心力のもとで構成員の一人ひとりが個人の成長をめざし、それが組織全体の成長と持続力につながっていくということだ。

「家元」組織とは何か。そしてトヨタはどのように「家元」組織に変わっていき、どのような変貌を遂げたのか。永続する組織づくりとは何か。

まず阿部は、トヨタの歴史は3つあると分析した。最初の「創業期」は、豊田章男の曽祖父である佐吉が創業した豊田自動織機から始まり、トヨタ自動車を創業した喜一郎を経て、章男の父である章一郎の時代まで。続く14年間が「資本の論理」の時代。そして豊田章男が就任してからの「家元経営」の時代であると見ている。

その歴史を踏まえて、阿部とアナリストチームは公表された財務の数字を分析し、「資本の論理」の時代から、実際にトヨタ経営に何が起きていたのかを検証している。つまり、2008年にリーマンショックの影響を受け創業以来の規模の営業赤字を計上した時、そしてその後に過去最高の営業利益を更新するまでに経営にどんな変化が起こっていたのかについてである。さらに、数字からみた分析だけではなく、最悪の環境で社長就任をした豊田章男が組織改革で目指したものは何だったのかを解き明かしている。

読者は何を感じ、何を学んだのか


本書に寄せられた読者からの感想は、事業に関わる読者から一般の読者まで、経営課題や組織作りに興味を持つ層の関心が高い。例えば、日本企業が世界で戦っていくための組織づくりについて学んだという意見や、企業の強みを守る一方で時代の変遷と共にどう企業は変わらなければいけないかを理解したという意見、そしてより具体的には、中小企業の経営者からの「現在の社会課題である事業承継問題の最高の生きたテキスト」だという意見までが届いている。

逆風の中、過去最高益を生み出した秘訣がこの一冊に詰まっている。
 

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text by Forbes JAPAN