ラ・ヴィエイユ・ルシーが披露する、19世紀後半のイギリスで生まれたジョージアン様式の吊り下げ型イヤリング(写真は本記事冒頭に)。シルバーとゴールドを土台として、中央がリボン、その下にペアシェイプのデザインが揺れる。
ウォルツキが紹介しているのは、1930年頃にアールデコ様式で作られたカルティエのブレスレットだ。ルビーのビーズと幾何学模様でダイヤモンドをあしらったモチーフは、カルティエがインドの都パティアラのマハラジャのために作ったルビーのネックレスを彷彿とさせる。
ローワン・アンド・ローワンのサイトには、ロマンチックなダブルハートのリングが。1840年頃のジュエリーで、ルビーは強い情熱を、ダイヤモンドは継続と不滅の愛を表し、ダブルハートは「ふたりの心がひとつに」という意味を伝えている。
ローワン・アンド・ローワンのアンティークなダブルハートのリング。(ROWAN & ROWAN)
ケントシャーが扱う、レトロなイヤリング。インヴィジブル・セッティングのルビーと、バゲットカットのダイヤモンドが、バイパスデザインであしらわれている。土台はプラチナ、留め具はクリップ式。1945年頃の作品。
ケントシャーが扱うルビーとダイヤモンドのレトロなイヤリング。(KENTSHIRE)
マックロー・ギャラリーが紹介するバングルは、18Kのゴールドにルビーとダイヤモンドを配したもの。クッションカットのルビーがプロングセッティングで一列となり、その左右をオールドマインカットのダイヤモンドが守っている。すっきりした作りで重ね付けもできる、使いやすいバングル。色のあざやかさときらめきの両方を叶えている。
ルビーとダイヤモンドのアンティークなバングル。マックロー・ギャラリー。(MACKLOWE GALLERY)
S.J. フィリップスのサイトを飾る、カルティエのブローチ。ルビーとダイヤモンドで2輪の花が咲き誇る。図案化された花のデザインは、メインのほうが中心にクッションカットのダイヤモンドを配し、その周囲をクッションカットのルビーが二重に取り囲み、外周にアクセントとしてタイヤモンドをあしらっている。
その隣で連結したヒンジの上に開くラッパ状の花は、クッションカットのルビーが花芯、その裾を取り巻くラウンドブリリアントカットのダイヤモンドが花弁、カーブしたダイヤモンドが重なり合う形で茎を形作っている。土台はプラチナとイエローゴールド。「Cartier Paris」の刻印あり。
S.J. フィリップスが紹介する、カルティエによるフローラル・ブローチ。(S.J. PHILLIPS)