生まれ変わった「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」 BMWがゴルフを支援する理由


会場演出だけでなく、ホスピタリティも極上のレベル。どのような考えを持っていたのか。

「ゴルフというのは欧米であれば古くから言えば上流階級の方がやられるエスタブリッシュメントのスポーツです。そして、見に来る方もまた社交の場として活用し、ネットワーキングをする場でもあります。BMWでは日本のなかでもそういう場を提供したいと思っていました。今年はようやく自分たちでトーナメントを主催することができたので、お召し上がりになる食事であったり、そこに飾られて目にする時計ブランドであったり、雰囲気というものもグローバルのホスピタリティにかなったものでなければなりません。そういった観点から食事はブルガリさん、そしてBMW VIP LOUNGEで展示する時計はランゲ&ゾーネさんといった具合に、さまざまな方にお声がけしてこのようなラウンジを実現できたという形です」


VIP LOUNGEに設けられたテラスは最終18番ホールグリーンを見下ろす絶好の位置。歓談しながら、国内トッププロが繰り広げるハイレベルな戦いを堪能した

ところで、そもそもゴルフとBMWにはどのようなつながりがあるのだろうか。BMWという企業がゴルフを支援する理由を聞いた。

「我々は車の楽しさ、運転する歓びを提供する会社です。コースを車で訪れて家族や仲間と時間を過ごすというゴルフというスポーツは、車で楽しむライフスタイルの一つとして欠かせないものです。そして、ゴルフにはスピードやパワー、そしてテクニックな要素があり、かつスポーツとして挑戦し続ける姿勢があります。この姿勢にもBMWというブランドの価値に共通する部分を感じています」



ホスピタリティの部分では、BMW VIP LOUNGEにフィーチャーされがちではあるが、この華やかな空気は一般来場者にも伝わるもの。BMWは来年以降もよりクオリティをあげて「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」を主催するという。

プレーする選手たちをより華やかなステージに引き上げ、来場者にも心に残る観戦の思い出を残す。そんな大会を来年も期待したい。

Text by Tsuzumi Aoyama

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