生まれ変わった「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」 BMWがゴルフを支援する理由

「まるで海外のツアーを回っているような雰囲気でした」

最終日・最終組の18番でバーディーパットを決めて優勝を自ら掴み取った比嘉一貴プロがそう振り返った大会は、今年6月2日から5日にかけて茨城・宍戸ヒルズカントリークラブにて開催された国内男子ゴルフのメジャー大会「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」。


劇的な逆転優勝を果たした比嘉一樹プロ。優勝の副賞として、BMWのiXと、国際大会である BMW INTERNATIONAL OPENへの出場権を与えられた。「身体が大きくなくても、世界のトッププロと闘う事ができると示したい」と意気込みを語った
 
そんな格調高い会場を作り上げたのが、今年からこの大会の冠スポンサーとなった BMWだ。最終ホールの18番グリーンの周りには、今年から設営された大型テントが取り囲むように設置され、海外ツアーの最終ホールさながらの気品ある雰囲気を醸し出す。この光景を石川遼プロは「PGAツアーみたいですね」と語ったという。



このテントの中に設えられたBMW VIP LOUNGEでは、ブルガリレストランが提供する本格的にしてハイレベルなコース料理が振る舞われ、来場者はアルコールを片手にテラスから最終グリーンをみやり、国内最高峰の戦いを楽しむ。外面だけを整えただけでは作れない、本物だけが漂わせる空気感を作り上げたのだった。



この会場で、BMW ブランドマネジメントの遠藤克之輔に、どのような狙いでこのような演出を行ったのか聞いた。
 
「世界的にはBMWでは欧州のDPワールドツアーや、北米の男子プロゴルフツアーであるPGAツアーを正式にスポンサードするなど、ゴルフには力を入れていました。しかし日本ではそのような形になっておらず、この日本ゴルフツアー選手権も協賛こそしていましたが主催という形ではありませんでした。今年機会をいただき主催できる形になったので、BMWとして我々の世界観でグローバルのレベルのゴルフの楽しみ方を提供しようと考え、実現したという運びです」
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Text by Tsuzumi Aoyama

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