ユニバーサルがThe Wrapに提供したデータによると、「ミニオンズ フィーバー」の観客に13歳から17歳の年齢層が占める割合は30%で、前作に比べて大幅に上昇した。2015年の「ミニオンズ」の場合、この数値は11%で、2017年の「怪盗グルーのミニオン大脱走(Despicable Me 3)」では13%だったという。
TikTokのハッシュタグ#GentleMinionsは約1億回の視聴回数を記録し、若いファンたちは数十人単位でスーツを着てバナナを持って各地の映画館につめかけている。
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米国で7月1日に公開された「ミニオンズ フィーバー」は、4日間で1億2790万ドル(約174億円)の興収を叩き出し、独立記念日の週末に最も稼いだ作品となった。さらに、1週間の米国での興収は1億6400万ドルに達している。
「ミニオンズフィーバー」は2010年に始まった「怪盗グルー(Despicable Me)」シリーズの第5弾で、グルーの声をスティーブ・カレルが担当している。今回の作品で、シリーズ全体の興収は40億ドル以上に達し、アニメとしては史上最大の興行収入を誇るシリーズの1つに成長した。
TikTokのユーザーは、#GentleMinionsのハッシュタグが話題になる以前からミニオンズのファンだった。今年初めには、ファレル・ウィリアムスの楽曲「Just A Cloud Away」が同アプリでトレンド入りしたが、多くのユーザーは、この曲が2013年に「怪盗グルーのミニオン危機一発(Despicable Me 2)」のサウンドトラック用に作られたものであることを知らなかったようだ。