面接に呼ばれない理由かも? 職務経歴書の3つのミス

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あなたは混乱し、不満を抱えているはずだ。米国では、多くの人が会社を辞める「グレートリジグネーション」の流れがまだ進行中で、求人の数は最高水準にある。あなたはその中で、いとも簡単に進むだろうと思って転職活動を始めたかもしれない。

それでも現在、あなたはなかなか面接に呼ばれない。そうして、自分は最近応募している役割に対し非常に適任なのになぜだろう、いぶかしく思っている。しかし、自分は転職できない運命だ、あるいは運がないと考える前に、ここに挙げる職務経歴書の3つのミスについて考えてみよう。ここに挙げるものが、もしかしたら原因かもしれない。

1. 間違った成果に焦点を当てている


これはあなたのせいではない。職務経歴書に関するアドバイスでは大半のものが、自分が出した成果を箇条書きで挙げるようアドバイスしている。しかし、成果に焦点を当てた箇条書きでも、間違った成果に焦点を当てていれば意味はない。

職務経歴書には、誇りに思うありとあらゆる数字や達成事項を書くことができる。しかしこうした点がその仕事に必要ないものであれば、人材を必要としている管理職や採用担当者は、あなたの職務経歴書を読んだ結果あなたが素晴らしい人材だとは思っても、採用中のその仕事の面接にあなたを呼ぶべき理由が見えないだろう。

こうした箇条書きでは、関係性がある成果に焦点を当てるようにすること。職務経歴書に間違った成果を書いているかどうか分からない場合、内定を得たい仕事の職務記述書を読む時間を取ろう。それから自分の職務経歴書を読み、そうした役割の特定の関連ニーズに自分が合致しているかどうかを確認する。合致していない場合、この点を直せばより多くの面接の機会が舞い込み始めるだろう。

2. 全てを説明していない


この間違いを犯しているかもしれないことを示すサインはいくつかある。チームの取り組みを自分の手柄としているように見せたくないという理由で職務経歴書に何かを書かないことや、正式な肩書きではなかったため関係があるスキルを含めないこと、2、3回ほどしか達成できなかったため特定の達成事項に言及しないことなどだ。

あなたは良い意図を持って、こうした項目を職務経歴書に書かないようにしているのかもしれない。それでも自分を低く売り込み全てを説明しなければ、リクルーターや人材を必要としている管理職らは、あなたには希望している役割に必要な経験がないと推測する。しかし、私はキャリアコーチとして、いくつか変更を加えれば大きな変化が生まれることを理解している。

まず、職務経歴書に書かれたそれぞれの箇条書きを確認し、「この裏にあるストーリーは何か」と自問しよう。箇条書きの裏にあるストーリーが実際に書かれていることよりも説得力があるようであれば、あなたの経験を示す重要な詳細情報を追加して本当のストーリーを語るため、項目を更新しよう。
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翻訳・編集=出田静

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