経済・社会

2022.07.12 07:30

NATO加盟国、対実質GDP比で見る国防費支出

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国防費支出で、他を圧倒する米国


米国は依然として、NATO加盟国で最大の国防費を捻出しており、その額はインフレ調整済みでほぼ7730億ドルに上る(インフレ調整前で8110億ドル)。2位は英国だ。ただし、米英両国は、最大の国防費支出国でありながら、対GDP比は2020年以降にやはり低下している。
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国防費支出の対GDP比が最小なのはルクセンブルグで0.58%。スペインはかろうじて1%を上回る程度だ。トルコは2022年に、対GDP比がスロベニアと並ぶ1.22%に低下するとみられ、減少幅が最大の国に数えられている。

トルコは、2020年時点では対GDP比で1.86%を軍事費に充てていた。しかし、インフレ率が高水準であるため、現地通貨トルコリラの名目では国防費支出額が着実に増加しているにもかかわらず、実質的には急減している。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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