ツイッターの「字幕自動表示機能」、今後どうなる?

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字幕機能充実でUXの向上を


ツイッターの主な対象が若年層であることを考えると、字幕機能が同社に及ぼす好影響はそれほどでもなさそうに思える。ところが、意外に感じるかもしれないが、今回の変更でユーザーのツイッター利用度が変わるかもしれないという。字幕機能の導入によって、使いやすさなどのUXが大幅に向上する可能性があるのだ。そうなれば、ユーザーがツイッターを使う時間も大きく伸びるはずだ。

ツイッターに投稿された音声・動画が他のSNSよりもわかりやすいという理由で、聴覚の問題を抱えた人の登録がうながされる可能性は大きい。

アクセシビリティはデジタル社会のテーマ


アクセシビリティは、現実世界に留まらず、デジタルの世界でも重視されるようになっている。ツイッターは、字幕表示機能によってアクセシビリティを大幅に向上させた。今後、ほかの補助機能も登場するだろう。それは、ツイッターにとっても同社のユーザー層にとっても好ましい方向への進展となるはずだし、おそらくイーロン・マスクもそのことに異存はないだろう。


(この記事は、英国のテクノロジー特化メディア「Wonderfulengineering.com」から転載したものである。)

翻訳=加藤今日子 編集=石井節子

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