キャリア・教育

2022.07.09 21:00

インポスター症候群は意外に一般的、取るべき5つの対応策

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素晴らしい働きをしているにもかかわらず、「自分はまだ不十分だ」と感じてしまうインポスター症候群について、すでに知っているという人も多いだろう。

これまで、こうした考え方をする人は、女性やキャリアの初期にある人に多いとされていた。だが、実際にはそれよりずっと多くの人たちを悩ませている問題であることが、独マルティン・ルター大学ハレ・ヴィッテンベルクが実施した調査の結果、明らかになった。

新たに発表された研究結果によると、インポスター症候群は性別や年齢、知的レベルに関係なく、これまで思われた以上に多くの人たちの間に広がっているという。インポスター症候群の考え方は、まさに多くの人が自らの能力について持つ誤った認識だ。

そのインポスター症候群について理解しておくことは、仕事であげる成果以上に、私たちの幸福感や充足感のために、重要なことだ。

「インポスター症候群」とは


この症候群の人は、自分自身を信じられない、または自分に有意義な結果を生み出す力があることを信じられないという人たちだ。その考え方には、2つの特徴がある。

まず、成功したときには、それを「運や偶然、外的要因のおかげだ」と考える。そして、失敗したときには、それを「自分のせい」だと思い、自分は欠点を克服できないのだと考える。

そして、この人たちは、誰かに見出されることに恐怖を感じる。自分を”ペテン師”のように思っているからだ。他人から肯定的な反応を得ると、それは正しい評価ではない、あるいはお世辞だと考えてしまう。

インポスター症候群の影響


インポスター症候群は、キャリアにも個人的な生活にも悪影響を及ぼし得る。この症候群の人は、自分の実績を自ら台無しにしてしまう傾向があり、自分に自信が持てず、自分の力で成功したと認められないためだ。

また、新たなチャンスを追い求めることを避ける傾向もある。特に、それが少し無理をしなければならない、仕事上リスクを負わなければならないといった場合に、そうした態度を取ってしまう。
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編集=木内涼子

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