「今、ここ」を感じて幸福度を上げる、プラントベースチョコの魅力

OPENER Chocolate

「朝からチョコレートを食べるなんてNGでしょ。でも、ほんとは食べたい…」。仕事でちょっと疲れた時、ほのかなカカオの風味や甘みは、多くの人に束の間の幸せを与えてくれる。だが一般的なチョコレートは、砂糖たっぷりのれっきとしたおやつ。朝から食べるなどもっての外だ。

そんなチョコレートの概念を覆し、朝から健康的に楽しむことができるのが、OPENER Chocolate(オープナーチョコレート)だ。一体どのように、そのようなチョコレートが作られているのだろうか。オーナーであり、作り手でもある山内智子氏に話を伺った。

「チョコレートの主成分であるカカオは、ポリフェノールなどの抗酸化物質やカカオプロテイン、ビタミンC、ミネラルなど、素晴らしい栄養素を豊富に含んでいるんです。OPENER Chocolateは、それらを壊さない“ローチョコレート”にこだわっています」

通常、チョコレートは香ばしさを出すために、100度以上の温度でカカオをローストして製造される。それに対しローチョコレートは、47度以下に低温管理された特別な製法で仕上げられる。そのため、カカオ豆に含まれる豊富な栄養素や酵素が熱で壊されることがなく、健康や美容にも良い優れもの。だから朝、楽しむことができるのだ。

また、フェニルエチルアミン(PEA)やトリプトファンなどの幸せを感じる成分が焙煎によって失われず、カカオの魅力を余すことなく心身に取り込むことができる。「栄養的な側面でも、幸せを感じてもらえる観点でも、朝チョコレートはマインドフルな1日の始まりにフィットします。味覚のクリアな朝だからこそ感じとれる、微細な風味を楽しんでもらいたい」。

ほとんどの人は、仕事が始まるとパソコンやスマホの中にどっぷり浸かり、視覚や聴覚をフル稼働させることになる。一方、味覚や嗅覚などはおざなりになりがちだ。特にこれからのメタバース時代には、ますますそれが顕著になるであろう。人間本来の原始的な感覚を大切にしたい、というのが、山内氏の伝えたいメッセージの一つだ。


オーガニックのプロダクトは地味になりがちだが、OPENER Chocolateは美しいクリエイティブにもこだわり、鑑賞する楽しみも用意されている。華やかだが、もちろん合成着色料は一切使っていない。

OPENER Chocolateのもう一つの特徴が、“プラントベース”。動物性の成分を一切含んでいないので、植物としてのカカオをストレートに楽しむことができる。プラントベースフードは環境負荷が低く、アニマルウェルフェアを実現し、人々の身体にも良い影響を与えるということで、昨今、注目されていることは周知のとおり。それに加えて山内氏は、“Stay true to yourself.=自分自身になる”というメッセージを、プラントベースを介して伝えたいという。

「微かな感覚に意識を向けると、人は『今、ここ』に集中することができ、自分自身になれるんです。私は7年近くヨガや瞑想をやっているのですが、自分の呼吸や身体の感覚に意識を向けることで、本来の自分に気づき、まわりとの一体感を感じるようになりました。その幸せな感覚を、プラントベースのチョコをきっかけに、感じてもらいたいなと」。

OPENER Chocolateは、動物性の刺激はもちろん、白砂糖、乳化剤、保存料、GMO(遺伝子組みかえ)は使用せず、オーガニックや自然栽培にこだわっている。それゆえ、かすかな香りや舌触りに自ずと感覚を傾けることになる。結果として『今、ここ』を強く感じ、自分自身に気づく扉が開かれるのだ。
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文=国府田淳

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