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ハイヤー・グラウンドは、番組に元大統領と元ファーストレディを登場させるかについて以前のパートナーであるSpotifyと意見が合わなかった。そして今、元大統領夫妻は一度に複数のプラットフォームに番組を配信することができるプラットフォームで才能を発揮しようとしている。
Spotifyのポッドキャストは人気だったが
オバマ夫妻とSpotifyとの契約は、2500万ドル（約34億円）と噂されている。ハイヤー・グラウンドが同プラットフォーム向けに初めて配信したポッドキャストは、2020年半ばにリリースされた「The Michelle Obama Podcast（ザ・ミシェル・オバマ・ポッドキャスト）」で、一時はこれまでで最も聴かれたSpotifyのオリジナル番組としてランクインしていた。
同社はまた、2021年にバラク・オバマとブルース・スプリングスティーンの対談シリーズ「Renegades: Born in the USA（レネゲイズ：ボーン・イン・ザ・ユーエスエー）」も制作している。ハイヤー・グラウンドの今後のシリーズ「The Sum of Us（ザ・サム・オブ・アス）」ポッドキャスト・シリーズは、Heather McGhee（ヘザー・マクギー）の書籍をベースにしており、Audibleで公開される可能性もある。
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「ハイヤー・グラウンドでは、聞かれるべき声を取り上げることを常に追求してきました。そしてAudibleは、私たちとともにそのビジョンを実現するために投資しています」とバラク・オバマはいう。
財務的な側面や契約期間は明らかにされていない。CultureBanx（カルチャーバンクス）はAudibleがSpotifyのように保護されたプラットフォームであるため、オバマ夫妻が配信の面でより柔軟性を持てるかどうかは、まだ判断できないと述べている。しかし、これが独占契約ではなく、ファーストルック契約であることから、Audible以外の他のプラットフォームに番組を販売することができるかもしれないということだ。
多様な人たちに届けるために
ブルームバーグによると、Spotifyはポッドキャストのトップ配信先としての地位を確立するために数十億ドル（数千億円）を費やしており、通常、自社プラットフォームを宣伝するために有名タレントに独占権を求めており、これがハイヤー・グランドとの新たな契約へのオファーを断った理由だと考えられる。この契約はもともと2019年に結ばれたもので、その独占的な条件にオバマはたくさんの不満を持っている。
多様なリスナーに声を届けることに関して、ミシェル・オバマはAudibleでの子育てについて話す中で、バラク・オバマの意見に同意している。「私たちは説得力があり挑発的で、魂のこもったストーリーを伝えるために努力し続けます。このストーリーがそれらを聞く必要がある人たち届くようにできる限りのことを行います」
Spotifyの広報担当者はデッドラインに、オバマ元大統領のハイヤー・グラウンドとの契約から手を引くことは彼らの決断だと語った。「我々はハイヤー・グラウンドとのパートナーシップを非常に誇りに思っており、オファーを断ったものの、我々が一緒に作ったシリーズや、今後数カ月に渡って登場するシリーズに興奮しています」
