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2022.07.06 09:30

中国のブロックチェーン機関、「ビットコインはねずみ講」と断言

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暗号通貨市場が暴落に襲われる中、中国の政府関連団体が主導するブロックチェーンサービスネットワーク(BSN)の幹部らが、ビットコインと暗号通貨が「人類史上最大のねずみ講」だと主張した。

「我々は、暗号通貨が人類史上最大のねずみ講になりつつあり、この詐欺を維持するために、業界が様々な隠蔽工作をしようとしていると考えている」と、BSNのデベロパー・アライアンスの議長であるShan Zhiguangと、スタートアップRed Date TechnologyのCEOでBSN執行ディレクターのHe Yifanは、6月26日に中国政府系メディア「人民日報」に寄稿した記事で宣言した。

BSNは中国政府が支援するブロックチェーン開発者向けのネットワークで、中国国内と海外で運営を行っている。中国はここ数年、ビットコインに影響を受けた中央銀行のデジタル通貨であるデジタル人民元の展開を開始したが、その基盤となるブロックチェーンはパブリックチェーンではなく、ビットコインのものとは異なっている。

BSNの幹部2人は、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツと投資家のウォーレン・バフェットの発言を引き合いに出し、ビットコインと暗号通貨を批判した。「すべてのねずみ講は、スキーム全体を維持するために、常に新たな投資家を引き入れようとしている。資金の逼迫や参加者の離脱を招く規制の変更があれば、この一見絶妙なサイクルは瞬時に崩壊し、価値はゼロになる」と彼らは述べている。

同様な見解は、先月の国営メディア「経済日報」にも掲載され、「暗号通貨の価値は、投資家たちが自信を喪失したり、主権国がビットコインを違法と宣言した場合にゼロになると」と述べられていた。

中国共産党は昨年、すべてのビットコインのマイナー(採掘者)に停止を命じ、暗号通貨市場を急落させていた。中国の中央銀行は9月に、すべてのビットコインと暗号通貨の取引を違法とし、海外の取引所が中国国内向けのサービスを提供することを禁止した。

編集=上田裕資

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