ガーマンによれば、この機能は以前から噂されていたものの、実現するかどうかはアップル社内のテストで合格するかどうかにかかっていたという。しかし今、彼はその可能性が高いと考えており、「この機能は実装されると信じている」と、7月3日のニュースレターPower On で述べた。
今年の秋には、「Apple Watch Series 8」と「Apple Watch SEの第2世代モデル」、そして「エクストリームスポーツ用のApple Watch」の3モデルがリリースされる見通しだが、体温の計測機能は、廉価版的な位置づけのSEの第2世代モデルには搭載されないという。
ただし、この機能は、正確な体温を計測することを目的としたものではなく、あくまでも目安としての位置づけで、熱があると検知した場合に、体温計の使用や医師の診察を促すものになるという。
現状のApple Watchは心拍の揺らぎである心拍変動(HRV)の測定が可能で、一部の専門家はこの機能を用いて新型コロナウイルスの発症前の検知が可能だと述べているが、アップル自身はそのような主張を行っていない。
そんな中、アップルが体温の検知機能をApple Watchに追加し、健康のモニタリング機能を増強することは興味深い動きだと言える。