ウルトラマンの日はトラブルで1週間早まった ウルトラマン初放送|7月10日

(C) 円谷プロ

1966年7月10日、ウルトラマンが初めてお茶の間に登場しました。とはいえ、本放送ではありません。
翌週7月17日に始まる第1話「ウルトラ作戦第一号」を前に、杉並公会堂で行われた番組PRイベント「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」の様子が放送されたのです。

この第0話とも言えるイベントにはウルトラマン、ウルトラ怪獣、科学特捜隊が出演し、ウルトラマンの生みの親・円谷英二もゲストで登場しました。

2016年にはウルトラマン放送開始50周年イベントが同じく杉並公会堂で行われています。このことを記念して、杉並区は円谷プロダクションの協力のもと杉並公会堂に記念プレートを設置しました。

記念プレートの除幕式では500人ほどのファンが見守るなか、杉並区長とウルトラマンによる覚書の交換が行なわれたあと、記念プレートをお披露目。その後はウルトラマンとの握手会が行われました。

「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」の放送には変わったエピソードがあります。
ウルトラマンの前番組「ウルトラQ」にてSF色の濃すぎる話「あけてくれ!」がお蔵入りとなり、ウルトラマンの第1話を1週前倒しにする必要があったのですが、スケジュール的に間に合わず、穴埋め的に前夜祭番組を放送したと言われています。

「ウルトラQ」は、ウルトラマンこそ出てこないものの、たくさんのユニークな怪獣が出てきて人気を博したウルトラマンシリーズの原点ともいうべき作品。このとき放送が見送られた「あけてくれ!」も、再放送時には満を持して放送されています。

連載:今日は何の日?

執筆協力=アステル

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