韓国系米国人の孤独な若者を描く作品が多様な映画製作者が競うコンテストで最優秀賞

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エリート養成所でひと夏を過ごす孤独な韓国系アメリカ人のティーンエイジャーを描いた映画が、2022年の「AT&Tプレゼンツ:アントールド・ストーリーズ」コンテストの最優秀賞100万ドル(約1億3500万円)を受賞した。

受賞作品「Smoking Tigers(スモーキング・タイガーズ)」は、6月のトライベッカ映画祭で発表され、脚本・監督はソ・ヨン・シェリー・ヨー、プロデューサーはグオ・グオだ。

映画製作者は、長編映画の製作のために100万ドルを受け取る。この映画は、来年のトライベッカ映画祭でプレミア上映され、映画祭がいうところの「HBO Max専用の最初の公開機会」が与えられる予定だ。

このコンテストは、取り上げられることが少ない映画製作者からの物語を見つけるために、2017年に創設された。

「スモーキング・タイガーズのような親密なポートレートをサポートすることは、このプログラムにとって非常に大きな意味を持っています。これは私たちが知っている物語であり、私たちが愛する物語であり、私たちがとてもとても長い間抱えてきた物語なのです。私たちは『スモーキング・タイガーズ』を世界と共有することが本当に待ち遠しいです」とソ・ヨン・シェリー・ヨーは語る。

トライベッカのスプリングスタジオで開催された「AT&Tプレゼンツ:アントールド・ストーリーズ」は、5人の映画製作者が、「多様な声と背景を持つ彼らのストーリーを語る機会を求めて競い合う」ものだ。他の参加作品は、ダニエル・ドラモンドの『The Weight of Land(ザ・ウェイト・オブ・ランド)』、マイルス・レヴィンの『Under The Lights(アンダー・ザ・ライツ)』、レイチェル・モトンの『Paper Trail(ペイパー・トレイル)』、そしてヴァックLKの『Mutt(マット)』だった。
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翻訳=上西 雄太

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