その場で集中すること。席でそわそわしたり、カメラから目をそらしたり、気が散っているように見せないこと。オフィスにいる場合は、背筋を伸ばして座り、肩を後ろに引いて、リラックスした雰囲気を保つことを忘れないように。ビデオ通話では、照明や音響、映像の品質が一流のものであることを確認する必要がある。背景は、あなたが示そうとするイメージと一致している必要がある。
興味があることを示す質問をする
報酬、昇給、ボーナス、ストックオプション、キャリアアップ、ワークスタイル(リモート、ハイブリッド、オフィス、フレックス)などが、あなたにとって最も重要なことであることは誰もが知っている。だから、それらはひとまず脇に置いておこう。
最初にすべきは、採用担当者に関連する質問だ。面接官には、この会社で働こうと思ったきっかけを聞いておきたい。自分の仕事が好きかどうかを尋ねる。他の候補者の中からあなたを選んだ理由を丁寧に持ち出す。
これらの質問は、彼らの話を引き出すものだ。その答えから、あなたは多くを学ぶことができる。採用する側が面接官より多く話すのは、良い兆候だ。面接官は、これだけ時間をかけてあなたに仕事を売り込んでいるのだから、きっとあなたのことが好きなのだろうと、自分に言い聞かせ始める。
その後の面接で、給与、ボーナス、休暇など重要な事柄について質問することができる。まずは賛同してもらうことで、その後の給与などの交渉がしやすくなる。
面接官に話し方を合わせる
人の話し方はそれぞれだ。ニューヨークでは、人々は早口で唐突に話す傾向がある。中西部の人はのんびり、静かに、ゆっくりとしたテンポで話す。相手の話し方を意識しないと、嫌われてしまうかもしれない。
面接官の調子を真似る。これは、相手のいうことを真似るということではない。自分の話し方を面接官に合わせて調整することだ。そうすることで、相手はより安心し、心地よく感じることができる。
さらに、たまには相手の名前をいう。会話の中で相手の名前を口にすると、人は好感を持ち反応も良くなる。相手を引きつけ、ちょっとした親近感が生まれる。ただし使いすぎは禁物で、あまりに繰り返しが多いと相手を疎外する危険性がある。
常にポジティブ、誠実、本物であること
前の上司や同僚がどんなに嫌な人だったとしても、彼らを否定したり軽蔑したりするようなことはいわないようにしよう。そうしてしまうと、面接官の誰もが、あなたが退職して他の会社の面接を受けるときにも、悪口を言うのだろうと思うようになる。
前向きで、やる気があり、熱心な印象を与えよう。自分がチームプレーヤーであることを示し、気取った態度は避けよう。そのかわり、誠実で本物であることをアピールしよう。本当のあなたを見てもらおう。