炎上系YouTuberのローガン・ポール、米プロレス団体WWEと契約

Getty Images / ローガン・ポール

物議を醸すユーチューバーのローガン・ポールは近年、格闘家として第2のキャリアを築き、ボクシングの元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーと対戦を果たしている。その彼が、世界最大級のプロレス団体WWE(ワールド・レスリング・エンターテイメント)と契約を結んだことが6月30日、発表された。
 
以前からWWEのイベントに出演していた27歳のポールは、今回の契約締結をオンラインで発表したが、今後の活動に関する詳細はほとんど明かされていない。格闘技メディアのMMA Fightingはポールが複数年契約にサインしたと報じた。
 
ローガン・ポールと弟のジェイク・ポールはまず、1993年頃に短編動画アプリのVineで知名度を獲得した。その後、ユーチューバーに転向したローガン・ポールは、2017年の年末に、日本の青木ヶ原樹海で自殺したとみられる男性の遺体の映像を投稿して、世界中から強い非難を浴びた。

ポールが現在運営するユーチューブチャンネル「Impulsive」の登録者数は約400万人で、個人チャンネルの登録者数も2350万人に達している。
 
ポール兄弟はともに、2018年に格闘家としてのキャリアをスタートさせ、兄のローガン・ポールは昨年、テレビ放映されたペイ・パー・ビューのエキシビションマッチでメイウェザーと対戦した。この試合はおよそ5000万ドルの収益を上げたと伝えられている。ポールは、4月に開催されたプロレスの祭典「レッスルマニア」でWWEにデビューしていた。
 
WWEの CEOで会長のビンス・マクマホンは6月に突如辞任したが、その直前にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、マクマホンが不倫相手の元女性社員に300万ドルの口止め料を支払ったと報じていた。
 
ローガン・ポールは、2021年のフォーブスの「最も稼ぐユーチューバー」ランキングで9位に入り、年収は1800万ドルとされた。弟のジェイク・ポールは2019年以降は同ランキングから消えていたが、主にボクシングからの収入のみで兄を超える年収4500万ドルを稼ぎ、2位に入った。

編集=上田裕資

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