ビジネス

2022.07.01

上半期「最悪の米国株」はネトフリ、年初から70%以上の暴落

ネットフリックスCEOのリード・ヘイスティングス(Getty Images)


クアーズやTモバイルが好調


エネルギーセクター以外で最も好調だったのはヘルスケア企業で、バーテックス・ファーマシューティカルズ(Vertex Pharmaceuticals)やブリストル・マイヤーズ スクイブなどがトップ20に入り、それぞれ27%、23%の上昇を記録した。キャンベル・スープとケロッグは年初から約11%上昇し、ダラー・ツリーも10%近く上昇した。

その他、ビールメーカーのモルソン・クアーズ(18%高)、ゲームメーカーのアクティビジョン・ブリザード(16%高)、医療機関のシグナ(15%高)、Tモバイル(15%高)も好調だった。また、ロシアの侵攻が続く中、航空宇宙・防衛関連銘柄も急騰し、ノースロップグラマンが約20%、ロッキードマーチンが17%上昇した。

弱気相場に入った株式市場は苦戦中だが、一部の専門家は、想像よりも早い回復を予測している。CFRAリサーチのストラテジストのサム・ストボールによると、今回の弱気相場入りまでにかかった日数は、わずか161日で、過去の弱気相場の平均の245日よりも大幅に短いという。ストボールによると、このような「素早い」弱気相場への転落は、「メガメルトダウン」と呼ばれる壊滅的下落ではなく、比較的浅い下落で終わる場合が多いという。

編集=上田裕資

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