妊娠時の自宅の空気清浄機 乳幼児の脳の発達を保護する可能性

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研究者らは、介入群の女性らが出産するとHEPAフィルターを使った空気清浄機を回収した。その4年後、研究者らは全検査IQ(FSIQ)を基にして両グループの子どもの認知発達を評価した。

その結果、研究者らはHEPAフィルターを使った空気清浄機を受け取っていた母親らの子どもは、平均FSIQが対照群の4歳児よりも2.8ポイント高かったことを発見した。また、HEPAフィルター付き空気清浄機を受け取った母親らの子どもは、言語理解スコアが対照群の子どもよりもはるかに優れていた。

研究の主執筆者である、カナダ・サイモンフレーザー大学のライアン・アレン教授は報道発表で「大気汚染はあらゆる場所にあり、子どもたちが潜在性を最大限発揮することを妨げている。空気清浄機にはいくらか保護効果があるかもしれないが、最終的に全ての子どもを守る唯一の方法は排気を減らすことだ」と述べた。

翻訳・編集=出田静

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