アップルウォッチには、画面が暗くなっても天気やカレンダー、株価、アクティビティなどのウィジェットを表示可能な常時オンディスプレイが搭載されているが、ガーマンは自身のニュースレター「Power On」で、今年のiPhone14のProモデルに同様な機能が搭載されると述べている。
アップルは6月6日の開発者会議WWDCでiOS 16を発表し、iPhoneのロック画面に日付や時刻、予定、天気、バッテリー残量などの情報をまとめて確認できるウィジェットを配置すると述べていた。常時オンディスプレイを搭載したiPhone 14のProモデルでは、テーブルの上の端末に目を向ければ、即座にこれらの情報にアクセス可能になりそうだ。
それがどのような見え方になるかはまだ不明だが、筆者は、iPhone14のProモデルのロック画面が、常時オンモードでは、色味を落とした状態に変化し、情報を表示すると考えている。常時オン機能の最大の課題は、バッテリーの消費量の問題だが、アップルはディスプレイのリフレッシュレートを最低で1Hzまで落とすことで、電池の持ちを伸ばすことになりそうだ。
アップルウォッチの場合、常時オンモードでは、通常では秒針が表示されるウォッチフェースで秒針が表示されなくなるが、iPhone 14 Proでも、同様な機能の導入が見込まれる。
スマートフォンの常時オンディスプレイは、すでにファーウェイなどの競合が導入しているが、この分野に遅れて乗り込むアップルは、他社の端末よりも優れたエクスペリエンスを実現したいと考えているはずだ。