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2022.07.01

信頼を積み重ねた先で、果たすべき責任──「映像エッジAI」が、スマートシティの安全を守る

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某映画の台詞ではないが、事件は常に「現場(エッジ)」で起きている。

せっかくカメラを取り付けていても、問題が発生した後に映像を確認するのでは手遅れだ。もし、リアルタイムで映像データを処理し、必要に応じてアラートを出せる仕組みがあれば、あらゆる問題の発生を未然に防げるのではないだろうか。

そんな次世代型のサービスで「安心・安全」を提供している企業がある。官民問わず幅広いプレイヤーから支持を集めているEDGEMATRIX(エッジマトリクス)だ。

創業者で代表取締役の太田洋と副社長の本橋信也は、通信業界・携帯電話業界の大ベテランである。2019年設立の同社は、クラウドに送らず、現場で映像をAIが即時分析する「映像エッジAI」製品サービスを展開している。NTTドコモをはじめとする大手企業の出資を受けて活動する注目株だ。

EDGEMATRIXは「密」の回避という需要の発生により、コロナ禍において急速に認知を広めた。しかし近年は「道路や線路への侵入」や「重要施設内の火災などの異常発生」の検知、「河川やため池の氾濫といった災害」の監視など、公共性の高い分野への進出が次々と進んでいる。

創業3年目にして大型案件を数多く手掛けるようになった同社は、これからどこへ向かうのか。戦略的にサービス開発を進めていると話す二人に、EDGEMATRIXの現在地と未来を聞いた。

大手企業から自治体まで。「安全を守る」産業からの依頼が急増


2021年12月、横浜赤レンガ倉庫で行なわれた大型イベント「Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫」に集まる人々を、あるカメラが見守っていた。

そこに搭載されていたのが、EDGEMATRIXの映像エッジAIだ。

同イベントでは「密」回避のために一定数を超えないようチケット販売に制限をかけていた。

ところが、映像エッジAIで混雑状況を分析し、現場映像をリアルタイムにモニターしたところ、当初の想定より多い人数でも安全を確保できることが判明。これを受けて、横浜赤レンガ倉庫では入場制限を緩和し、チケットの売上アップに成功した。

コロナ禍における「密の回避」というニーズに応えてきたEDGEMATRIXだったが、今やコロナ禍から日常へ回帰するフェーズにおいても、重要な役割を果たしていることの象徴的な事例と言えるだろう。

さらに近年は、道路や鉄道などの社会インフラを提供する重厚長大産業からの依頼が増えている。映像エッジAIの評判が広がるとともに、銀行などの金融機関からも次々と企業や案件の紹介を受けるようになったのだ。

大手企業や自治体など、社会的責任の重い事業を展開するプレイヤーに同社が選ばれているのは、「人々の安心・安全を確保したい」というニーズに合ったサービスを提供していることに加えて、そのビジネスモデルに対する信頼があるからではないかと、副社長の本橋は考えている。

「システムのインテグレーションをする会社をSIerと呼ぶなら、EDGEMATRIXは“AIer”。我々が担っているのはAIを現場実装するためのインテグレーションであり、カメラの調達からAIを処理する装置「Edge AI Box」、同装置、カメラ、AIを遠隔管理し、AI処理済映像をリアルタイムにモニターする「EDGEMATRIXサービス」、さまざまなAIアプリの紹介販売まで、全てワンストップで提供しています。

人もいないような現場でカメラ映像をAI処理するという信頼性や安定性のためには、『OSより上だけ』などの部分を手掛けるのではなく、全てのレイヤーに取り組むことが必要です。『ソフトウェアだけ』『ハードウェアだけ』のように細切れで製品やサービスを提供している会社にはない安心感が、当社にはあるのだと思います」(本橋)

創業時に比べると随分と引き合いは増えた。しかし、それで万事安泰というわけではない。案件の規模が大きくなるにつれ、今までのやり方ではうまくいかないことも増えてきた。クライアントの新たなニーズに応えるべく、現在はそうした課題を一つひとつ解消している段階だという。

「大変ではありますが、解決したこと全てが我々の強みになります。お客様から得られる信頼の蓄積が、当社の差別化、そしてサービスのさらなる普及につながると信じて、地道な改善に粘り強く取り組んでいます」(本橋)

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本当に使われるAIをつくるために。「現場」を重視する理由


成長著しいEDGEMATRIXで働く人々の中には、大手企業の出身者も多い。

そうした経歴を持つ社員が口を揃えて当社の魅力だと語るのは、「現場実装」の面白さだ。映像エッジAIを扱う上での現場の重要性について、代表取締役の太田は次のように語る。

「例えば大規模駐車場での駐車状況を検知するサービスの場合、カメラは高所に取り付ける必要があります。すると太陽の光で逆光になったり、基地局との距離によっては電波が弱くなったりといったトラブルが起こり得るのですが、そうした課題を理解するためには、現場を知らなくてはなりません。

私が言いたいのは、いくら優れたAIでも、実装がうまくいかなければそのAIは使えないということ。その点、当社には私を含めて現場経験が豊富なメンバーがたくさんいますので、社員はお客様にご満足いただけるAIを実装する方法を実務の中で共に学んでいます」(太田)

大切なのは、開発したAIをお客様に満足してもらえるサービスへと進化させること。

「机上の成果ではなく、実務に使われる本物のAIで世の中を良くしたい」という想いを持つ人にとって、同社はそのこだわりをとことん追求できる職場と言えるのではないだろうか。

また、本橋が先述したように、映像エッジAIの製品サービスの開発に「エンドtoエンド」で携われるのも当社ならではの醍醐味だ。分業の進んだ大手企業で働くのとは、全く異なる世界がここにある。

「もちろん、最初から全てのレイヤーに詳しいメンバーはほぼいません。入社後に業務経験を通じて少しずつ知識を広げてもらっています。社内の会議はオープンに行なわれているので、参加するうちに何が課題であり、どうすれば解決できるのかを考えられるようになるでしょう」(本橋)

エンジニア市場には、ハードとソフトの両方に詳しい人材は多くはないと聞く。しかしその一方で、そうした人材が100%力を発揮できる現場は限られている。こうした状況下、EDGEMATRIXはハードからソフト、そしてクラウドサービスまで一貫して対応できる人材を育てられる数少ない会社と言えよう。

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汎用性の高いAIを開発。スマートシティ市場での普及を目指して


太田と本橋が繰り返し強調する、「信頼」という言葉。

それをいかに積み重ねていけるかが今後の明暗を分けると、二人は考えている。

「これから我々が成し遂げたいのは、『24×365』。つまり、24時間365日安定して監視運用し続けられる状態です。我々のサービスが今後さらに人々の生活に密着した存在になることを考えると、サービスの信頼性や安定性には今以上にこだわらなくてはなりません」(太田)

EDGEMATRIXが真に目指しているゴールは「スマートシティを支えるインフラとプラットフォーム」だと、太田は続ける。

「昨今のAI市場では、工場で使われるAIが最もビジネスとして成立しています。そこで開発されるAIは、ある一つの工場でのみ使用されることを前提としたものであることがほとんどですが、我々はスマートシティのあらゆる場所で使われることを前提にAIを提供しています。

例えば屋外駐車場の様子を検知したり、ゲートを通過した人数を計測したりする際に使うAIは、他の屋外駐車場やゲートでも同様に使えるでしょう。我々はスマートシティ市場の中で汎用性のある分野で、戦略的に開発を進めています」(太田)

同社はその先で、本気でグローバル展開を狙っている。夢を実現するために、太田は自分たちと同等の立場で参加してくれる経営幹部の加入も熱望している。

「これから加わる方に意識していただきたいのは、我々のビジネスは限りなくサービスになってきているということです。勝負は製品を売った瞬間ではなく、そこから何年使っていただけるかで決まります。

お客様と誠心誠意お付き合いし、信頼を積み重ねていくことの重要性を理解している方に来ていただけたら嬉しいですね。適任者が現れ次第、私が担当しているプロジェクトはどんどんお任せするつもりです」(太田)

近い将来、スマートシティで人々が幸せな暮らしを送るようになった時。私たちの安全を見守っているのがEDGEMATRIXの映像エッジAIだとしたら、それは彼らが粘り強い努力の末に信頼を勝ち得てきた何よりの証しだ。

そこではどんな暮らしが待っているのだろうか。近くて遠い未来が、少し楽しみになった。

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Promoted by EDGEMATRIX | text by Mai Ichimoto | photographs by Shunichi Oda | edit by Kanae Umeda

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