テスラ、スペースX、ニューラリンクなど複数の企業のトップとしてはもちろん、SNS上での発信内容でも話題になっています。
マスクは、1971年南アフリカ共和国のプレトリアで、地元出身のエンジニアの父とカナダ人でモデルの母の間に生まれました。子どもの頃のマスクは、人付き合いでのトラブルをしばしば起こしたそうです。
とはいえ、12歳にしてコンピューターゲームを開発し、ゲーム雑誌に売り込んだ話は有名です。また、1人で部屋にこもり一晩中プログラムを書くのが楽しく、宗教や哲学についての本も読みあさり、映画もかなり観ていたといいます。
両親の離婚後、南アフリカ共和国の徴兵制度やアパルトヘイトに対する嫌悪もあり、母の母国であるカナダへ移住します。その後、アメリカのペンシルバニア大学で物理学と経済学の学士を取得、スタンフォード大学院へと進みますが、2日で退学してしまいます。
マスクは、当時から人類の未来に大きな影響を与えるのは「インターネット、宇宙旅行、持続可能なエネルギー」と明言しており、Zip2、X.comといったインターネットを活用した会社を起業。それらをイグジットすることで長年の夢であったロケットの製造や電気自動車の開発に着手していきます。
また彼は、2029年には火星に人類が降り立ち、2030年代には火星への移住を始めるという「火星移住計画」を打ち出しています。「火星へ行くためのチケットは数千万円は下らない。かなり厳しいものであるけれど、それがエキサイティングなのだ」と言い切ります。
マスクは、人類の未来がどうしたら良くなるのか。未来は楽しみにするもので絶望するものではない。実際に動いて、戦うことが大切だと語っています。
連載:今日は何の日?