ArchiTek
調達額:11億8000万円
調達先: 360ipジャパン / SBIインベストメント / SMBCベンチャーキャピタル / スパークス・アセット・マネジメント / テックアクセルベンチャーズ / 三井住友トラスト・インベストメント / 三菱UFJキャピタル / 日本ベンチャーキャピタル
備考:シリーズCラウンド / ほか個人投資家1名、法人投資家1社、同社経営陣5名より調達 / スパークス・アセット・マネジメントは未来創生3号ファンドを通じて出資 / 三井住友トラスト・インベストメントはアイテック阪急阪神戦略パートナーズ投資事業組合を通じて出資 / SMBCベンチャーキャピタルは次世代企業成長支援3号投資事業有限責任組合を通じて出資 / 日本ベンチャーキャピタルは阪大ベンチャーNVCC1号投資事業有限責任組合を通じて出資
アーキテクチャやアルゴリズムの開発およびそれらをFPGA/LSI/ソフトウェアへ実装する研究開発を手掛ける企業。
同社の展開する「ArchiTek Intelligence Pixel Engine(alPE)」は、仮想エンジン技術を使用して革新的なソフトウェアの柔軟性と、低消費電力と低レイテンシのために最適化されたカスタムハードウェアアーキテクチャを組み合わせた、プログラマブル、画像処理、AI専用のエンジンだ。
「aIPE」は、コンピュータのビジョンから深い学習へのすべてのAIソリューションのための汎用性と手頃な価格を提供している。
2022年6月には、未来創生ファンドほか2社の既存投資家の他、法人投資家6社及びエンジェル投資家1名の新規投資家、並びに同社経営陣より シリーズCラウンドにおいて総額11億8,000万円の資金調達を実施。これにより累計資金調達額は、約21億円となった。
今回の調達は、「AiOnIc®」の量産のためのマスク製造費、同サービスに搭載する他社製の回路IP(知財)費、並びに関連するソフトウェア開発費へ充てる方針だ。
テトラ・アビエーション
調達額:11億4000万円
調達先:第一生命保険 / ダイキン工業 / 東京大学エッジキャピタルパートナーズ / Mistletoe Japan / ヤマハ発動機
備考:シリーズCラウンド
新型航空機の研究開発・ソリューションの提案を行なうスタートアップ。
同社は、渋滞のない空でより速く、より安全、より自由な移動を可能にすることによる輸送・交通への貢献を目指し、eVTOLの設計・研究開発を行う。
eVTOLとは、ヘリコプターやドローンのように、好きな場所で垂直に離着陸できる電動の航空機であり、“空飛ぶクルマ”と呼ばれる。
2020年2月には米ボーイング社が主スポンサーを務めるeVTOLの開発コンテストGoFlyに出場し、世界824チーム中唯一の受賞チームとなった。
また、 日本企業として初めて米国連邦航空局(FAA)からeVTOLの試験飛行許可を取得するなど、実用化に向けた本格的な飛行試験を始めている。
2022年6月には、三井住友海上キャピタル、テイ・エステック、協和テクニカ、東鋼、三菱ガス化学などから合計4億5000万円の資金調達を実施するとともに、役員・従業員に対する新株予約権を発行。
シードラウンドが終了し、累計資金調達金額6億7000万円でシリーズAに向けて調整中。
今後、技術者の採用に重点を置き、国内外を問わず、構造・制御・パワエレ・組み込み・HMIをはじめとしたハードウエア/ソフトウエアに関するリード・シニアマネージャーの獲得に注力していく。