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2022.06.29 06:00

医療自動化スタートアップのメダリオンが約47億円調達 「攻撃は最大の防御」姿勢へ

メダリオン創業者兼CEOのデレク・ロー (c)MEDALLION


サンディエゴを拠点に摂食障害に特化したバーチャル治療を提供するスタートアップのイクイップが、こうした管理業務を処理するための社内チームを雇用して訓練する代わりに、顧客として契約したのはこのためだ。
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「ヘルスケア業界では、誰もがアクセスについて話します。アクセスはすばらしいことですが、本当に重要なのは、効果のある治療へのアクセスです」とイクイップの共同設立者で最高臨床責任者のエリン・パークスは、声明の中で述べている。「メダリオンが6カ月足らずで8州から50州に拡大したおかげで、私たちはエビデンスに基づくケアで若者とその家族の治療に専念できるようになりました」と述べている。

デジタルヘルスの新規顧客との契約には1~2カ月かかるが、医療保険会社や病院と契約するまでの平均時間は通常早くて6カ月、最長で2年かかるとローはいう。メダリオンは、すでにフロリダのLongevity Health Plan(熟練看護施設に入居している人向けの特別なメディケア・アドバンテージプラン)などの新規顧客と契約し、一定の成果を上げている。

同社はまた、営業チームを増強し、医療機関特有の資格確認プロセスである病院特権と呼ばれるもののための特定のワークフローを構築している。現在の従業員数は約150名だが、年内には200名まで増加する可能性がある。
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Salesforce Venturesが戦略的投資家として支援することも、メダリオンの将来の展望にとって重要なことだ。サンフランシスコを拠点とするクラウド大手のセールスフォースは、すでに大手ヘルスケア企業向けに顧客関係管理やデータベースツールを提供しているが、資格確認などのニッチなワークフローの自動化サービスは提供していない。

このことがクロスセルの機会を生むとロー氏はいう。「私たちは本当に公的な規模の会社を作りたいと思っています。そのためには、医療システムや支払者にもっと良いサービスを提供できるように、製品の表面積を増やす必要があるのは間違いありません」と同氏は付け加えた。「成長するための『海』が絶対にあると考えています」

翻訳=Akihito Mizukoshi

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