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2022.07.04

人事異動希望者向け 履歴書に関する5つのアドバイス

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内部流動性は組織における成功の重要な指標であり、過去12年以上にわたり、何千人もの社員を指導してきた結果、キャリアが充実していないことの解決策は、外部にあるわけではないことがわかってきた。そこで、もし望ましい機会を得るために自分を効果的にブランディングする方法について考え始めたら、一度一歩下がって、自分の方向性を見直すことに集中しよう。

人事異動には、主に4つのタイプがある。

ラテラルモビリティ(横方向の異動):自分のレベルや給与にほとんど変化がない異動のこと。

プロジェクトベースモビリティ:機能横断的な人々やチームが目標や特定のプロジェクトを達成するために協力する場合によく見られる。

部署異動:職責と多くの場合報酬が変わらない、場所での異動。

アップワードモビリティ(上方向の異動):一般的に多くの人が思い浮かべるもので、業績と影響力に応じた報酬が支払われ、その結果、職能が向上して報酬が上がるというもの。

人事異動の目標にかかわらず、履歴書は最高のブランディングツールだ。そこで、経験豊富で受賞歴もある5人の履歴書専門家に、ベストプラクティスやよくある間違いについて意見を聞いてみた。エグゼクティブ向け履歴書のライターのエイドリアン・トムがいうように、「現在の職務を確保するために使った履歴書と同じものを使っても、同じ結果は保証できない」のだ。

ここでは、キャリアを失望させないための5つのヒントを紹介する。

1. 会社を大切に思っていることをアピールする


「たとえ自分の勤続年数が5年、10年、15年、20年であっても、自分のリーダーシップがいかに会社に収益に貢献し、リスクを軽減し、効率を高めたかをアピールするために時間、努力、エネルギーを注ぎましょう」と、弁護士であり、エグゼクティブ向け履歴書のライターでもあるウェンディ・ワイナーはいう。

「あなたは最終的に会社のブランドを代表しているのであり、あなたがどれだけ会社を大切にしているかをアピールすべきだ」ということも忘れてはいけない。したがって、これはあなたが「会社のブランドを強調し目立たせる写真」を手に入れ、自分のLinkedInプロフィールを更新する良い機会だ。
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翻訳=Akihito Mizukoshi

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