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2022.06.30 16:00

太陽のような女性に敬意を表して ヴーヴ・クリコ初の世界巡回企画展が日本からスタート


[インタビューを終えて]

本企画展はヴ―ヴ・クリコの歴史的アーカイブ(たとえばマダム・クリコの直筆レターや、180年前にバルト海で沈んだ難破船から引きあげられたヴ―ヴ・クリコのボトルなど)だけでも充分、シャンパーニュ好きにとっては興味深い内容だが、そこにマダム・クリコの人間性を現代の女性アーティストが再解釈したアートが居並び、まさに女性賛歌といった励まされる内容。

ギャロ氏の「マダム・クリコは太陽のような女性」という言葉に、「元始、女性は太陽であった」という平塚らいてうによる有名なフレーズを思い起こした。

250年という年月は言葉にすればいかにも長く、現実のものとしてとらえにくいが、考えてみれば私が初めてヴ―ヴ・クリコを飲んだ1992年はもうすでに30年前のことである。そして今後、少なくとも30年はヴ―ヴ・クリコを飲み続けていくだろう。となると私も、マダム・クリコのようなラ・グランダム(偉大なる女性)にはなれずとも、ヴ―ヴ・クリコの歴史の一端を担えるのかも……太陽のしずくのようにキラキラと輝くシャンパーニュを口にしながら、いつになく楽観的になっている自分がいた。



Veuve Clicquot Solaire Culture
日程:6月16日(木)~ 7月10日(日)
会場:jing (ジング)/東京都渋谷区神宮前6-35-6
営業時間:11:00~21:00 (最終入場20:00)
レストラン11:00~21:00(LO20:30)
無休
入場料:無料(入場は20歳以上)
予約:ヴーヴ・クリコ公式LINEアカウントから事前予約

Text by Miyako Akiyama

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