ソフトウェア特化のLiDARスタートアップ、Red Leaderが13億円調達

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YouTubeのデモ動画で注目


彼らは4人のチームで2021年末にソフトウェアのデモ版を完成させた。LiDARにRed Leaderのソフトウェアを組み合わせることで、リアルタイムで周辺画像を10倍の解像度で見ることが可能になる。「その模様ユーチューブで公開したことが、今回の調達につながった」とヒラードは言う。

彼によると、Red Leaderは5件のPoC(技術検証)契約を締結しており、約25万ドルの収益を見込んでいるが、顧客名は公表できないという。同社は、来年の第1四半期までに5社と500万ドルから1500万ドルの契約を結んで技術の試験導入を開始し、3年以内に1件当たり5000万ドルのフルスケール生産契約を複数締結することを目指している。

5件の契約を獲得できれば、2025年には収益が2億5000万ドルに達することになる。ベロダインの2021年の収益が6200万ドルであったことを考えると、これは非常に高い目標だ。しかし、マイクロン・ベンチャーズのGayathri Radhakrishnanは、達成可能な金額だと考えている。

「目標達成が2年後か3年後、4年後、5年後かは議論が分かれるかもしれないが、収益は非連続的な成長を遂げるだろう」とNextViewのLee Howerは話す。

「メーカーを顧客に持つことの良い点は、優れたソリューションを提供し、それが完璧に機能したとき、一気に物事が前進することだ」とヒラードは語った。

編集=上田裕資

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