最新Apple M2を選ぶメリットとは? 13インチMacBook Proレビュー

Apple M2チップを搭載する13.3インチのMacBook Pro。


新しいMacBook Proには67WのUSB-C電源アダプタが付属する。7月に発売を予定するM2チップ搭載のMacBook Airには、67Wの電源アダプタを使うと内蔵バッテリーを高速充電できる機能がある。例えば飛行機の乗り継ぎ時間に少しでもバッテリーを多く回復しておきたい時などを想定すると、MacBook Proにもこの機能が欲しかった。

MacBook Proは排熱システムに空冷ファンを採用する。負荷の高いベンチマークアプリを実行させて高精細な動画を続けて再生するとファンが回り始めたが、静かな部屋で本体に耳を近づけないと聞こえないほど音は小さい。筆者の日常的な作業であるテキストタイピングや写真の加工、ビデオ会議などをマルチタスクでこなしてもファンは回らないし、本体が熱を持つこともなかった。静かなファンレス設計のM1 MacBook Airと比べて、使い勝手の面で引けを取ることもないだろう。

本体の質量を比べると14インチのMacBook Proは、13インチのモデルよりも200gほど重い。持ち比べると気が付く程度の差なので、少しでも軽いモバイルPCが欲しいという方は13インチを選びたい。ただ、SDカードスロットやHDMI端子、有線接続のアクセサリーがつなげられるポートの数などは14インチのMacBookが充実している。さらに14インチのMacBook Proには電源ケーブルの端子にマグネットで着脱する安全なMagSafe 3があることも比較時の大事なポイントになる。


14インチ/16インチのMacBook Proにはマグネットで着脱する安全なMagSafe 3電源端子が搭載されている。

昨今はビジネスシーンでもパワーポイントやエクセルで作成したテキストや静止画だけでなく、動画も交えてプレゼンテーションを見せる機会が増えたと聞く。さまざまなメディアファイルが軽快に扱えて、ポータビリティにも優れるM2搭載MacBook Proはあらゆる「プロ」の活躍を支えるモバイルPCだ。

連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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