マネー

2022.06.21 15:45

【6月第3週資金調達まとめ】次世代型クレジットカードを提供するナッジが15〜20億円調達

縄田 陽介
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シンプルフォーム


調達額:7億円
調達先:DNX Ventures / インキュベイトファンド
備考:シリーズAラウンド

法人調査プロセスを自動化するクラウド型ソフトウェア「SimpleCheck(シンプルチェック)」を提供するスタートアップ。

「SimpleCheck」では、企業が行う法人調査プロセスを自動化できるようになる。法人名を入力するだけで世の中の情報を瞬時に収集し、同社が独自に蓄積・検知したリスク情報と共に、30秒でレポートを返すという仕様になっている。顧客の業務フローに応じたカスタマイズを実施、煩雑で時間のかかる調査プロセスにおける現場担当者の負担を軽減し、審査・コンプライアンス水準の高度化に貢献するプロダクトである。

2022年5月、DNX Venturesをリード投資家とし、インキュベイトファンドを引受先とするシリーズAラウンドにて、6億8000万円の第三者割当増資を完了した。

これまで非公開であった資金調達ラウンド、金融機関からの借入も合わせた累計の調達金額は9億5000万円となった。

今後は、更なるデータソースの拡充やより高度なリスク検知を可能とする技術開発を行っていく方針だ。

pickpon


調達額:2億4000万円
調達先:サイバーエージェント・キャピタル / マネックスベンチャーズ / コロプラネクスト / セゾン・ベンチャーズ / CARTA VENTURES / East Ventures / MIRAISE / 大冨智弘
備考:融資を含む

会話サマリーAI電話「ピクポン」の提供を行うスタートアップ。

「ピクポン」は、AIが電話で話した内容のサマリーをテキスト×音声で作成し、自動入力・共有してくれるサービス。入力を意識せず、顧客との会話内容をチームのワークスペース(CRM・SFAなど)へシェアする。これにより、営業の架電シーンにおける入力漏れを防ぎ、入力コストを削減し、営業活動のブラックボックス化問題の解決を目指す。

同サービスは2019年9月の提供開始以来、2020年10月時点でスタートアップ企業を中心に前月比約120%のペースでユーザー数が増加し続けている。

2022年6月、サイバーエージェント・キャピタル、マネックスベンチャーズ、コロプラネクスト、セゾン・ベンチャーズ、CARTA VENTURES、East Ventures、MIRAISE、大冨智弘氏からの調達と融資、合わせて総額2億4000万円の資金調達を実施。

本資金調達を通じて顧客会話のデジタル化および分析サービスの発展に貢献していく予定だ。

ナレッジワーク


調達額:2億円
調達先:Salesforce.com / ユーザベース / Sansan / One Capital
備考:シリーズAラウンド2ndクローズ

社内ナレッジの共有・活用を支援するセールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」を運営するスタートアップ。

「ナレッジワーク」は営業力強化や営業生産性向上を図るツールサービスだ。国際水準と比べ大変低い日本企業の営業生産性を、同サービスは属人的な営業活動や非効率な商談準備の観点より解決を図っている。

既にサイバーエージェントやNISSIN、マネーフォワードなどといった複数の大手企業の営業部導入が行われ、営業生産性分野におけるイノベーション貢献が期待される。

2022年6月、シリーズAラウンドセカンドクローズにてSalesforce Ventures、ユーザベース、Sansan、One Capitalを引受先とする第三者割当増資による2億円の資金調達を実施。シリーズAラウンドでの調達は合計12億円となった。

調達資金はSalesTechを展開する事業会社との連携を推進していく方針だ。

文=STARTUP DB

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